てくてくvol.16

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お がた01小説家・山本周五郎は明治36年（1903）に大月市初狩町で生まれた。駅前には山梨を舞台にした「山彦乙女」の一部が刻まれた文学碑があり、駅近くには「山本周五郎生誕之地」の石碑もある。05岩が多い急登の男坂と、少し遠回りになるが緩やかな登りの女坂がある。どちらのコースを選んでも後に合流し、その後は山頂まで一本道。06時速500キロで走行するリニアを間近で見られる。さまざまな展示や模擬体験からリニアの世界を体感。観光物産スペースなども充実し、山梨とリニアの魅力が楽しめる。高川山の森山本周五郎文学碑JR初狩駅から徒歩で登山口まで行けるアクセスの良さも高川山の魅力。道標に従って進むと約30分で登山口に到着。高川山登山口02道の駅つる山梨県立リニア見学センター男坂・女坂尾県郷土資料館0807地元産の新鮮な野菜、幻の豚と呼ばれる富士湧水ポーク、地元食材の加工品などがそろう。地産地消のレストランも人気。その他、体験教室や観光案内も充実。高川山 山頂03野鳥の声が響く森は、花の季節にはチゴユリやヒトリシズカ、ヤマツツジ、カタクリなどが咲く。夏にはクワガタの姿も。高川山は多様な動植物と出合える自然の宝庫。明治11（1878）年に建築された旧尾県学校の校舎を活用。館内には明治から昭和までの教育関連資料が展示され、昔懐かしいおもちゃで遊べるコーナーもある。04標高976メートルの山頂からは大月市の「秀麗富嶽十二景」に選ばれた富士山の絶景が。周囲360度の山々を示す方位盤もある。眼下にはリニア実験線も見える。　高川山の山頂で、東京から来ていた女性に出会いました。「達成感や爽快感が得られ、素晴らしい景色が見られるのが登山の魅力ですね。特に山から眺める富士山は本当に感動的。それに山を通して人と出会い、輪が広がっていくことにも幸せを感じています。最近は、駅から直接登れる山によく行っています。これからは他の山梨百名山にも登ってみたいです」と爽やかな笑顔で話してくれました。17