山梨てくてくvol.13
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01駅とその周辺は建築家・安藤忠雄氏の設計。駅舎内の通路はガラス張りで富士山や南アルプスなどの山々が一望できる。駅前から美術館へ向かうバスやタクシーもある。05甲府市出身の作家・佐藤正明氏の作品。穴から情報が受発信されているイメージで作られていて、日本や山梨の未来のシンボルになってほしいとの思いも込められている。06文学館の東側に位置する日本庭園にある池。野鳥も多く飛来し、バードウオッチングが楽しめる。ハナショウブが咲き乱れる季節には風情豊かな散策に心が和む。バルビゾンの庭竜王駅ふみの池02芸術の森公園の入り口付近ではイチョウ並木が出迎えてくれる。春から夏は爽やかな緑色、秋が深まると黄金色に染まり、季節ごとに美しい表情を見せる。茶室 素心菴イチョウ並木芸術の小径こみちザ・ビッグアップルNO.450807日本庭園の奥にある。立礼席21畳、和室12畳、茶席4畳半があり有料で利用できる。また、お茶会や、落語などのイベントも開催され、憩いの場となっている。山梨県立文学館03木々に囲まれ心地よい庭。産業革命による工業化の波からバルビゾン村のフォンテーヌブローの森を守る活動をしたミレーとルソーの記念碑のレプリカがある。美術館の近くを流れる貢川沿いの土手は、桜並木の遊歩道として整備され、彫刻作品なども展示されている。竜王駅と美術館を結ぶ散策路としても楽しめる。04樋口一葉や芥川龍之介、飯田蛇笏ら、山梨ゆかりの文豪の資料を展示している。また、広く文学に親しむイベントなども開催している。 芸術の森公園で、美術館帰りのすてきなご夫妻に会いました。芸術が好きで各地の美術館や文学館を巡るのが趣味というお二人。「東京からミレーの新収蔵作品を見に来ました。色彩がとてもきれいな絵ですね」(奥さま)「私は山梨出身ですから県立美術館はなじみ深いです」(ご主人)と穏やかな笑顔で話してくれました。17

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