山梨てくてくvol.10
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 甲府印伝商工業協同組合は、業界として甲州印伝の普及・啓発、品質向上を含めた土台づくりを目標に昭和49年に発足し、現在4業者が加盟しています。業界をより良くしていくためには、個々の業者がそれぞれの特色を持ちながらも、同じ方向性の中で情報の共有化などをしていく必要があります。4業者という小さな規模だからこそ、意思の疎通が図りやすいといった利点もあり、印伝業界発展のための機能を果たしています。印傳博物館検索/甲府市中央3-11-15 印傳屋上原勇七本店2階/055-220-1621/10:00~17:00/展示替え期間中・本店休業日 ご来館の際は、あらかじめお問い合わせください。/一般200円、小・中学生100円住 所TEL開館時間休館日入館料甲府印伝商工業協同組合上原 重樹さ ん事務局長甲府印伝商工業協同組合印傳博物館印伝の模様「うろこ」が施された郷土力士・竜電関の化粧まわし印伝業界発展のために 江戸時代以前から昭和前期に至る古典作品の展示や、印伝の技法の紹介など日本の鹿革工芸文化を公開。貴重な収蔵品から職人の息遣いや、使い手の愛着を感じながら、伝統の技と美を堪能することができる。趣向を凝らした年4回の企画展も開催している。 2018年大相撲初場所で、郷土力士としては30年ぶりとなる新入幕を果たした竜電関(甲府市出身)。後援会から贈られた化粧まわしには印伝が使用されている。黒地に白い漆を施した模様は、竜電のしこ名にちなんで「竜のうろこ」をイメージしている。うろこ柄には魔よけ、身を守り成長するといった意味がある。【企画展】 3月4日(日)まで開催中甲州印傳と伊勢型紙 -精緻な模様-中里印伝製造所甲府市青沼2-19-17/TEL.055-233-0580(有)印傳の山本甲府市朝気3-8-4/TEL.055-233-1942(株)印傳屋 上原勇七甲府市川田町アリア201/TEL.055-220-1660(有)池田商店甲府市青葉町9-13/TEL.055-233-786607

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