山梨てくてくVOL.06
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すべては民のため武田信玄FEATURE 信玄(晴信)は、大永元(1521)年11月3日に信虎の嫡男として甲府の要害城の麓、積翠寺で誕生しました。青年時代から詩歌や文学に親しみ、孫子の兵法にも精通。深めた教養を多岐にわたり応用することで、信玄は戦国時代に優れた武将としてその名をはせると同時に政治にも才能を発揮したのです。 信玄は「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、あだは敵なり」を領国経営の理念とし、民のことを考え国造りをしました。53歳でその生涯を終えるまで、信玄の成し遂げた偉業は数知れず、今もなお、人々の心と暮らしの中に息づいています。川中島大合戦之図 部分(南アルプス市立美術館 所蔵)03

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