令和3年度子育てハンドブック
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健 康 相 談予 防 接 種 子どもは自ら育つ力を持っています。成長や発達には個人差がありますので、その子なりの発育を見守ってあげてください。成長や発達は、今の時点ではなく、以前と比べてどうか、という視点で考えましょう。 そして心配や不安はそのままにせず、かかりつけの小児科医や市町村・保健所の保健師などに積極的に相談してください。詳しくは、お住まいの市町村(p.43)又は最寄りの保健所(p.45)にお問い合わせください。 子どもがかかりやすい病気の中で、最も多いのが感染症です。感染症の中には、かぜ程度のものから、重症化し場合によっては命にかかわるような恐いものまでいろいろあります。このような、感染症から子どもを守るために最も有効な手段は、予防接種を受けることです。 接種を受けずに感染症にかかり、重症化した場合のリスクも考慮の上、かかりつけ医とよく相談して接種を受けるか判断しましょう。任意接種のワクチンの種類によっては自治体で補助しているものもあります。詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。 夜泣きや授乳などによる睡眠不足、育児の協力者がいないなどにより、ストレスをため込んでしまうことがあります。このようなときは、保健師などに気軽に相談してください。〇 育児の相談 新生児期の赤ちゃんに対して、保健師や市町村で委嘱した助産師等が家庭を訪問し、赤ちゃんの体重測定や授乳等についての相談を行います。〇 新生児の訪問指導 生後4か月までの赤ちゃんのいる家庭に市町村等で必要な研修を受講した相談員が家庭訪問を行い、子育て支援の情報提供や相談などを行います。〇 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業) 保健所では慢性疾病や障害等のある子どものいる家庭などに対して小児科医、保健師、心理職、栄養士などが発達を促すための相談やアドバイスを行います。〇 専門的相談〇 定期接種と任意接種 出生体重が2,500グラム未満の場合は病気にかかりやすい傾向があるなど、その成長には十分な注意が必要です。保健師等が家庭を訪問して栄養や発育の目安、環境の整え方、疾病予防などについてアドバイスします。 生まれた時の体重や身体的状況により、詳細が異なりますので、お住まいの市町村担当課までお問い合わせください。〇 低出生体重児の訪問指導 県及び甲府市では、各保健所において遺伝相談を実施しています。遺伝性疾患に関する情報提供、治療や生活上の問題でお悩みの方は、お近くの保健所へご相談ください。 遺伝専門の医師による相談も行います(中北保健所のみ、要予約)。 詳しくは、最寄りの保健所(p.45)へお問い合わせください。〇 遺伝相談定期接種任意接種違いについて予防接種法に基づき国や自治体が乳幼児に接種を強くすすめているワクチンです。決して受けなくてよいワクチンではありませんが、接種するかどうかは、接種を受ける側(赤ちゃんなら保護者)に任されています。負 担 金 額定められた接種期間・接種方法で接種を行えば、ほとんどの定期接種は市町村が全額負担しているため費用はかかりません。費用は基本的に自己負担です。 予防接種は、ワクチンごとに接種する年齢や回数・間隔が違います。受け忘れて慌てることのないよう、おおよそのスケジュールを把握しておきましょう(全体スケジュールp.4)。 また、予防接種は体調のよいときに受けるのが原則です。子どもの機嫌や食欲、便の状態など、2~3日前から気をつけておきましょう。風邪をひいてしまったり、お腹をこわしてしまいスケジュール通りに接種が行えない場合など、気になることがあるときは、医師に相談してください。★その他、詳しくはお住まいの市町村(任意接種については医療機関)にお問い合わせください。〇 ワクチンの接種のタイミング妊娠と出産3

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