令和3年度子育てハンドブック
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虐 待 ご自身が出産や子育てに悩んだときや虐待を受けたと思われる子どもを見つけたときには、お住まいの市町村の窓口や児童相談所に連絡してください。 自分の気持ちに「気づくこと」、まわりの子どもの様子に「気づくこと」が大切です。ひとりで抱え込まずに相談してください 児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく)(無料)      ※お住まいの地域の児童相談所につながります。相談者の秘密は守られます。 (一部地域では使えないことがあります。PHSや一部のIP電話からはつながりません。)<その他の相談・連絡先>・お住まいの市町村の子育て支援窓口(p.43)・中央児童相談所、都留児童相談所(p.44)◆子どもへの虐待ってどんなこと? 虐待は、殴る、蹴るなどの身体的暴力だけではありません。放任や無視など子どもの安全・安心を脅かし、子どもの健全な発達や人権を傷つけるものも含みます。大きく分けると次のようになります。身体的虐待殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせるなど性的虐待子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなどネグレクト(養育の放棄・怠慢)家に閉じこめる、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かないなど心理的虐待言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティックバイオレンス)など◆乳幼児揺さぶられ症候群赤ちゃんを激しく揺さぶらないで赤ちゃんが何をやっても泣きやまないと、イライラしてしまうことは誰にでも起こり得ます。しかし、泣きやまないからといって、激しく揺さぶらないでください。赤ちゃんや小さな子どもが激しく揺さぶられると、見た目にはわかりにくいですが、頭(脳や網膜)に損傷を受け、重い障害が残ったり、命を落とすこともあります。どうしても泣きやまないときは、赤ちゃんを安全なところに寝かせて、その場を少しの間でも離れ、まず自分をリラックスさせましょう。また厚生労働省 動画チャンネル「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~」を参考にしましょう。(http://www.youtube.com/watch?v=T09gzgGUOnY)DV(ドメスティックバイオレンス) パートナーからの身体的暴力、暴言、人格を否定するような言動で苦しんでいませんか。自分だけが我慢すればいいと考えたり、ひとりで悩まないで、相談してください。配偶者暴力相談支援センター・女性相談所 (055)254-8635(月~金 9:00~20:00)・県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合) (055)237-7830(第2.4月曜日を除く毎日 9:00~17:00)◆ドメスティックバイオレンスの子どもに与える影響は?暴力を目撃することは、子どもに多大なストレスを与えるため、様々な心身の症状が現れることがあります。また、自分が育った家庭での人間関係のパターンから、感情表現や問題解決の手段として暴力を用いることを学習してしまうこともあります。● ひとりで悩まないで ●相談と支援34

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