令和3年度子育てハンドブック
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○チャイルドシートを座席に据える時は、大人がひざを乗せて体重をかけ、座席との間に隙間ができないように固定しましょう。○子どもを乗せる度に、身体にフィットするように肩ベルトの長さを必ず調整しましょう。緩いと首にかかって負傷する危険があります。▼チャイルドシートが自分専用のイスであることを覚えさせよう!居間や子ども部屋など子どもがリラックスできる場所にチャイルドシートを置いて座れるよう練習しましょう。▼チャイルドシートをしたら、発進!の合図。チャイルドシートにしっかり座らせたら、パパやママもシートベルトをきちんと着用しましょう。エンジンは、車内のみんながチャイルドシートやシートベルトをするまでかけず、きちんと全員ができてから発進してください。これを繰り返すことで、チャイルドシートに座る習慣を身に付けさせましょう。【家の中で】【車内で】 乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプです。後ろ向きに使用する「シートタイプ」と、横向きに使用する「ベッドタイプ」があります。●適用体重 13kg未満●身長 70cm以下●年齢 新生児~1歳くらい 首が据わり、自分で座っていられるようになったらこのタイプを使います。乳児のものを卒業してから「前向きのシート」として使います。●適用体重 9~18kg以下●身長 65~100cm以下●年齢 1歳~4歳くらい チャイルドシートの使用義務は6歳未満ですが、シートベルトが正しく利用できるまでは学童用シートを必ず使用しましょう。座布団やクッションを代用するのは、滑りやすく腰が安定しないのでやめましょう。●適用体重 15~36kg以下●身長 135cm以下●年齢 4歳~10歳くらい子どもを交通事故から守るために チャイルドシートは事故の衝撃から子どもの命を守るための装置です。 幼児(6歳未満)を乗車させる場合には、チャイルドシートの使用が道路交通法で義務付けられています。チャイルドシートは、出産後、退院の日から必須のアイテムです。 子どもの体格に合い、国土交通省の定める基準を満たしたチャイルドシートを選び、正しく取り付けることで、子どもの乗車中の交通事故の死亡・重傷率を軽減させることができます。 取扱説明書をよく読んでしっかり取り付けましょう。チャイルドシートチャイルドシートチャイルドシートチャイルドシート チャイルドシートは、子どもの体の大きさに合わせて正しく使いましょう。〇 着用効果を最大限に発揮させよう!A.後部両側が望ましい位置と言われています。 チャイルドシートは、どんなに強固に取り付けていても、前面衝突の際には、子どもを乗せたシートごと前方に移動します。そのため、少しでも空間の広い場所に取り付けるのが理想です。ただし、後部でも中央は、座面の形状やシートベルトが不適当であることが多いため、避けましょう。〇 チャイルドシートの取り付け位置は?〇 子どもを上手にチャイルドシートに座らせるコツ 時速40kmで壁に正面衝突すると、ぶつかる瞬間に体重10kgの幼児が約30倍の300kgの重さになり、人間の力では支えておくことができません。(助手席の場合)急ブレーキをかけると、大人に抱かれた幼児は、ダッシュボードやフロントガラスに激突してしまいます。エアバックが作動して、大人とエアバックの間で押しつぶされる危険性もあります。(後部座席の場合)低速からの急停車でも腕から飛び出す危険もあります。天井に衝突すれば深刻なケガを負うこともあります。〇 幼児を抱いて乗車した場合の危険性子どもの健康や医療23

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