国文祭公式記録ウェブブック
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通期事業091Yamanashi Kokubunsai作った直径1m~5m程度の竹繭を6月から8月にかけて芸術の森公園内に増殖させるとともに、癒しの空間を提供する“竹繭カフェ”オーナーを会期中県内各地にチェーン展開しました。さらに8月には、ドイツ人の世界的な3Dストリートアート作家、エドガー・ミュラー氏による3Dストリートアート作品の制作パフォーマンスを芸術の森公園内で行い、制作された作品を会期中展示しました。  通期事業は、誰もが気軽に楽しめるイベントを会期を通じて行うことによって芸術文化に親しみを持っていただくことのできる、国民文化祭への参加を促すポータル事業との位置付けで行ってきました。 「やまなし造形遊び」では、創作活動の楽しさや本物の芸術に身近に触れていただけるよう、様々な手法による文化活動を国民文化祭会期中継続して実施し、当初の目的である“芸術・文化に気軽に親しむ”気運を醸成することができました。 特に、「おどろき造形遊び」では、我々の想像を超えるような作品の制作風景などがマスコミに頻繁に取り上げられて話題となり、国民文化祭をより身近に感じていただける取り組みとすることができました。 また、カラーポリ袋を使った「どこでも造形遊び」では、親子で時間を忘れて夢中で作品を作る様子が見られたばかりでなく、別会場のイベントにも参加したり、材料の調達方法を熱心に尋ねたりする方が見受けられるなど、創造活動に対する関心を幅広い層に持っていただくことができました。 さらに、積み木遊びの「みんなで造形遊び」では、積み木にFSC認証の県産木材を活用するとともに、積み木の“源流”である「森」の大切さや積み木が生まれるまでを分かりやすく伝える紙芝居を行うなど、森林文化的な要素を付加したより深みのあるイベントとして実施することができました。■ まとめ

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