国文祭公式記録ウェブブック
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006Yamanashi Kokubunsai文部科学大臣下 村 博 文主催者挨拶(夏のステージオープニングイベント 開会式典) 本日ここに、皇太子殿下の御臨席を仰ぎ、第28回国民文化祭・やまなし2013夏のステージのオープニングイベントを盛大に開催できますことを、大変喜ばしく存じます。 また先日は、富士山が世界文化遺産となりました。山梨の皆さん、おめでとうございます。名実ともに日本の富士山が世界の富士山となりました。担当大臣としても心よりお喜びを申し上げたいと存じます。 さて、国民文化祭は、国民の皆様方が日頃から行われている文化芸術活動を、全国的な規模で発表、競演し、交流する日本最大の文化の祭典として、昭和61年の第1回から、開催各地の文化的特色を生かし毎年開催して参りました。 28回目を迎える本大会は、ここ山梨の地で「文化の風とあそぶ~みつめる・こえる・つなげる」をテーマに、本年の1月から開催しております。一年を通しての開催は今回初めての試みであり、四季折々随所に創意工夫をこらした事業を展開しております。 本大会に参加される皆様方には、日頃の研鑽の成果を遺憾なく発揮し、すばらしい活動を披露していただくとともに、山梨の豊かな自然環境や文化資源に触れ、多くの方々との交流を通じて、それぞれの文化芸術活動を一層、豊かで活発なものとしていただきたいと願っております。 文化芸術は、人々を感動させる力を持つだけでなく、一人一人の創造性を引き出し、社会全体を活性化させるものであります。同時に、長い歴史の中で培われた我が国の文化芸術は、世界に誇り得る「国力」ともいうべき高い価値を有していると思います。 文部科学省としては、国家戦略として「文化芸術立国」の実現を目指し、今後とも我が国の文化芸術の継承、発展を図り、世界に発信していくための様々な施策を積極的に推進していく所存です。地域の皆さんと手を携えて前に進みたいと思います。 結びに、本大会の開催に当たり格別の御尽力、御協力をいただいた山梨県、開催市町村、文化芸術団体をはじめ、関係する多くの皆様に深く感謝申し上げるとともに、大会の成功を心から祈念いたしまして、私の挨拶といたします。

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