国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-052Yamanashi Kokubunsai 国民文化祭に若者の参加を広げるため、春の信玄公の命日や信玄公祭りの時期に合わせ、大学生による「戦国武将No.1トーク合戦」を開催しました。公募した大学生4人1組の4チームが好きな戦国武将をNo.1にするべくアピールし、武将への思いを伝え、楽しく歴史トークをするイベントとしました。また、観覧者に楽しく歴史に興味を持っていただくために、歴ドルのトークショーや戦国の武将隊や姫隊などの舞台も披露しました。 また、若者参加のイベントとして、U-streamでの配信やインターネット投票を取り入れる試みも行ないました。 審査基準は、武将への思いの深さ、思いの熱さとし、各チームは沢山の知識や話題を出し、会場の山梨県立文学館に集まった観覧者や審査員に武将への思いを訴えました。結果は、会場票を日本野鳥の会甲府支部の皆さんがカウントし、インターネット投票を加え、審査員票と審査員審議で「前田利家」が戦国武将No.1と決まりました。 「戦国武将No.1トーク合戦」では、大学生チームが、現代から見て誰が最も優れた武将かをテーマに、壇上のトークで競いました。それぞれの武将の良さ、魅力、優位性、人間性などを、アピール・質問タイム・フリートーク・ファイナルアピールの4つのステージで訴えました。アピールでは、画像を使いわかりやすい説明や、観覧者の目に訴える工夫がされ、内容も歴史的事実や各武将の外交面、内政面などの政治手腕や合戦の特徴、人物面や人望などを深く掘り下げた内容から、「その武将が現代の総理大臣だったら。」という審査員の質問に対するユニークな回答まで、若者らしいトークに会場も笑いと賛同の拍手が送られていました。 トーク合戦の中で、早稲田大チームは、信長を合理的な社会システムを作る「理念性」と他者との繋がりを求める「共感性」の面から分析して現代への課題を探り、信玄を推した山梨大チームは、今も地元で親しまれ影響を与え続ける信玄■ 開催日/平成25年4月13日(土)■ 開催場所/山梨県立文学館■ 開催趣旨・状況■ まとめ戦国武将No.1トーク合バトル戦

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