国文祭公式記録ウェブブック
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その他310Yamanashi Kokubunsai 『文化庁メディア芸術祭』は、毎年、最新のメディア芸術作品が世界中から応募され、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供する総合フェスティバルです。 その地方展として平成24年度に開催された『文化庁メディア芸術祭 山梨展』に引き続き、本年度開催された『文化庁メディア芸術祭 富士の国やまなし展』では、「五感で旅するメディア芸術の世界」をテーマに、「見る」だけでなく、「触れる」「聴く」「嗅ぐ」など五感を使って楽しめる作品を選出し、メディア芸術作品をもっと身近に、もっと気軽に体験していただけるよう展示を行いました。 展覧会場は、作品の持つ世界観に合わせた会場造りをし、第1章「メディア芸術を楽しむ部屋」、第2章「芸術と技術をつなぐ部屋」、第3章「不思議な力が宿る部屋」、第4章「Immersive Room もう1つの世界に入る部屋」、第5章「アニメーションの部屋」、第6章「秘密の地下室」という6エリアを巡ることでメディア芸術への理解をより深めていただけるよう配慮しました。 さらに、サテライト会場ではアニメーション作品を、大型スクリーンでもご覧いただけるよう劇場にて期間中上映しました。また、会場内では過去のマンガ部門の中から23作品をご覧いただけるマンガライブラリーを開設しました。最近では海外からの作品も増え、本展でも4つの海外作品を展示しました。 イベントとして、文化庁メディア芸術祭審査委員を務めた伊藤ガビン氏とエンターテインメント部門新人賞を受賞した「ハイスイノナサ 地下鉄の動態」作者の大西景太氏と山梨大学大学院 茅暁陽教授の3人によるトークセッションや、親子で楽しんでいただけるアニメーションワークショップ、電子楽器「ウダー」作者の宇田道信氏によるミニライブ、自走するゴミ箱「勝手に入るゴミ箱」作者の倉田稔氏によるデモンストレーションなどのイベントを行いました。 本展では、前年度までのメディア芸術祭の受賞作品を中心に、インタラクティブアート、ウェブ、アニメ、マンガ、ゲーム作品などを総合的に展示・上映することによって、本県におけるメディア芸術への理解促進を図ることができました。 来場者はお年寄りから小さな子供まで、幅広い客層に来場文化庁メディア芸術祭 富士の国やまなし展■ 開催日/平成25年10月13日(日)~10月20日(日)■ 開催場所/山梨県防災新館「やまなしプラザ」、山梨県民会館展覧会場、シアターセントラルBe館■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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