国文祭公式記録ウェブブック
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秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-294Yamanashi Kokubunsai 中央市は水と緑あふれる自然環境に恵まれ、山梨県内でも有数の野菜生産地です。2009年(平成21年)から実施されている直売所甲子園においては、本市の「道の駅とよとみ」が初代グランドチャンピオンに輝くことができました。そこで、全国各地にある道の駅に関し、「私の好きな道の駅」をテーマに写真を募集し、優れた作品を展示するとともに、道の駅同様、人と人との交流の場となることを目的として開催いたしました。 「道の駅」という写真のテーマとしては難しい題材ながらも、全国より241点の応募があり、その中から審査会において入賞作品10点、入選作品98点が選考されました。 11月5日(火)からの作品展示では、入賞・入選作品となった108点を展示いたしました。また会場では、ジョイントプログラムと称し、県や市の関係団体などによる作品展示も行いました。最終日11月10日(日)には、表彰式を行うとともに、戦場カメラマンの「渡部陽一」さんにお越しいただき、記念講演も開催いたしました。6日間という短い会期でしたが、写真ファンのみならず誰もが楽しめるイベントとして、多くの来場者をお迎えする中、閉幕いたしました。 美術展「写真」には、北は北海道、南は九州までと、全国からご応募を頂きました。全国各地にある「道の駅」には、それぞれにその地域の特色が詰まっており、またその土地の人の温かさがあります。今回応募された作品には、「道の駅」が佇む美しい風景を写したもの、特徴的な建物をダイナミックに写したもの、名物や特産品を写したもの、道の駅で働く人の姿や立ち寄った人の楽しげな表情を写したもの。どれもが「道の駅」の魅力を十二分に写した素晴らしい作品ばかりでした。 展示期間中には応募された方をはじめ、山梨県内外から多くの方にご来場いただきました。写真作品としてじっくり鑑賞する姿だけでなく、家族や友人たちと楽しげに話をしながら見て歩く姿も見られるなど、展示された写真を通して、まるでそこを訪れたかのような、「道の駅」がある地域の風土や情景をも感じられたのではないでしょうか。 この美術展により、遠く離れた場所の魅力も伝えることができる写真に興味を持つ方が生まれ、また写真を観たことが機会となり各地の「道の駅」を訪れる人が出ることで、新たな人と人との交流が生まれることに寄与できれば幸いです。●開会記念式典  日時 11月5日(火)9:30~10:00  会場 玉穂総合会館前 特設会場  内容 ・主催者あいさつ     ・来賓祝辞     ・テープカット美術展「写真」私の好きな道の駅■ 開催日/平成25年11月5日(火)~11月10日(日)■ 開催場所/中央市立玉穂総合会館■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ プログラム中央市美術

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