国文祭公式記録ウェブブック
294/340

秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-292Yamanashi Kokubunsai 山梨のほぼ中央に位置する中央市。人を大切に、人が真ん中にいる、人が魅力的な市を目指しています。ハンドクラフト展は、『「人が真ん中!」 まごころ はこぶ 手づくり空間』をサブテーマに作品を募集。その魅力を伝えながら、「人が真ん中!」中央市に多くの方が集い、人と人との交流を図ることも目的として開催いたしました。 日本ではまだまだ馴染みの薄いハンドクラフトについて知って頂くため、前年より市内ショッピングセンターなどで体験型のワークショップを何度も開催するなどして、啓発活動を行いながら取り組んできました。 本番となる今年の作品募集においては、山梨県内を中心に125点の応募があり、その中から審査会において入賞作品11点、入選作品96点が選考されました。 11月5日(火)からの作品展では、入賞・入選作品107点を展示するとともに、ジョイントプログラムと称し、県や市の関係団体などによる作品展示も行いました。また、ハンドクラフト無料体験コーナーや講師による制作実演なども実施しました。最終日に開催した表彰式では入賞された11名の表彰を行いました。 6日間という短い会期でしたが、観るだけでなく実際に体験することもできる参加型のイベントとして、多く方にご来場頂くことができました。 ハンドクラフト展では押し花絵・木目込人形・籐工芸・アメリカンフラワー・パッチワーク・その他の6部門を設け作品を公募いたしました。寄せられた125点の作品は想像以上にバラエティに富み、押し花絵を中心にからくりや鹿角根付まで、平面や立体といった形状の違いはもとより、素材や色、大きさなども全く異なる、様々なジャンルの作品が集まりました。どれもが作者の想いが込められた力作ばかりで、優劣はつけられない中での審査は大変難航しました。審査員それぞれが大変悩まれながらも、話し合いを重ね慎重に入賞・入選を選考頂きました。 様々な苦労の中で迎えた作品展においては、来場された多くの方から、感嘆や称賛の声を聞くことができました。ハンドクラフト展を初めて観たという方も多く、皆さんその世界に魅了されていました。また、体験コーナーも、子どもから大人まで連日多くの方にご参加を頂くことができ、それぞれに自分の手で作ることの楽しさを感じて頂けたと思います。 6日間という短い期間でしたが、来場頂いた皆様方全員に、目標であるハンドクラフトの魅力を伝えることができたと思います。このハンドクラフト展を通して、一人でも多くの人がハンドクラフトという文化を知り、また自らの手で物を生み出す“ものづくりの楽しさ”を知る機会となったことを期待しております。ハンドクラフト展「人が真ん中!」まごころはこぶ手づくり空間■ 開催日/平成25年11月5日(火)~11月10日(日)■ 開催場所/中央市立玉穂総合会館■ 開催趣旨・状況■ まとめ中央市美術

元のページ  ../index.html#294

このブックを見る