国文祭公式記録ウェブブック
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秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-286Yamanashi Kokubunsai 古代より、人々が行き交い文物が行き来する要衝の地であることから「交(かひ)=甲斐」と名付けられたとも言われる「甲斐の国」山梨は、江戸歌舞伎「荒事」の創始者である、初代市川團十郎ゆかりの地でもあり、先人たちが築き上げた伝統文化が今も受け継がれています。 日本舞踊の心に触れ関心を深められる機会となるよう全国で活躍されている日本舞踊家をお迎えし、"一期一会"の喜びを感じながら優雅なひとときとなる祭典を開催しました。 当日は、開場とともに大勢の観客で賑わい、主催者代表あいさつの後、(公社)日本舞踊協会栃木県支部による清元「四季三葉草」で幕開けし、全国から集結した日本舞踊家によるそれぞれに味わい深い舞の数々が披露されました。 地元山梨からは、(公社)日本舞踊協会山梨県支部が長唄「桜絵巻」を、エンディングに山梨県芸術文化協会日舞部門が長唄「風林火山」を披露し終演となりました。 終演後の引継式では、来年度開催市である秋田市日本舞踊の祭典企画委員長 花柳登代丈様と、韮崎市の花柳鶯香委員長が舞台上でお互いののぼり旗やマスコットキャラクターぬいぐるみなどを交換し、秋田市の成功を祈念して幕を閉じました。 日本舞踊の祭典には、地元山梨を含め全国から16団体・82名の日本舞踊家が集い、伝統と創作に培われた華麗で優美な舞を披露していただきました。 国民文化祭という全国規模の祭典という機会であったことから、会場も開幕から終演まで多数の来場者で賑わいました。 地元山梨からは、(公社)日本舞踊協会山梨県支部が花の季節の到来とともにあでやかな衣装をまとい桜狩を楽しむ女性の様子を描き出す「桜絵巻」を披露すれば、山梨県芸術文化協会日舞部門は、甲斐の戦国武将武田信玄と上杉謙信との川中島の合戦模様を描いた「風林火山」を披露。互いに味わい深い演目を豪華絢爛に披露しました。 また、会場エントランスホールでの韮崎市文化協会茶道部日本舞踊の祭典武田の里 四季彩豊かに 舞い踊る■ 開催日/平成25年11月3日(日・祝)■ 開催場所/東京エレクトロン韮崎文化ホール■ 開催趣旨・状況■ まとめ韮崎市舞踊

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