国文祭公式記録ウェブブック
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秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-280Yamanashi Kokubunsai 「甲斐路で 結ぶ こころのお茶」をサブテーマに、秋の趣ある根津記念館、富士山と甲府盆地を一望できる笛吹川フルーツ公園を会場に、全国から国民文化祭や観光に訪れた皆様をおもてなしすることを目的に大茶会を開催しました。 根津記念館では裏千家と江戸千家の2流派にご協力をいただきました。また裏千家の皆様には茶道体験教室も開催していただき、気軽に茶道に触れる機会を設けました。また会場では、根津美術館等にご協力いただき「茶人 根津嘉一郎」と題した企画展を開催。「鉄道王」と呼ばれた嘉一郎の茶人としての側面に光を当てた展示を行いました。 また笛吹川フルーツ公園では表千家流と大日本茶道学会の2流派にご協力いただきました。こちらでは山梨の特産品であるぶどうの品種のひとつ「甲州」を使用した銘菓「月の雫」を作るコーナーを設け、山梨の秋の味覚を味わっていただきました。 両会場とも国民文化祭参加者はもとより、秋の観光シーズンということもあり、多くの観光客にも茶席を楽しんでいただきました。 今回の「大茶会」では各会場で、地域独自のおもてなしを行うことができました。 根津記念館の茶道体験教室で使用したお菓子には今回の国民文化祭のマスコットキャラクターであるカルチャくんの焼印を押したほか、山梨の特産品であるぶどうを練りこんだ餡を使用し、山梨らしさを演出しました。 フルーツ公園では、山梨の銘菓「月の雫」作り体験が好評で、多くの方で賑わっていました。秋晴れに恵まれ、富士山の眺望を楽しむことができ、山梨の秋を満喫していただけたのではないかと思います。 両会場とも各流派のご協力のもと温かいおもてなしの心で参加者に感動を与えることができました。大茶会甲斐路で 結ぶ 心のお茶■ 開催日/平成25年11月2日(土)・11月3日(日・祝)■ 開催場所/根津記念館、笛吹川フルーツ公園■ 開催趣旨・状況■ まとめ山梨市生活文化

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