国文祭公式記録ウェブブック
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秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-246Yamanashi Kokubunsai 美術工芸品の創作活動に親しむ人々の作品を全国から公募し、優れた作品を展示することにより、「人と文化を育むまちづくり」の推進を目指し、美術展「工芸」の展覧会を開催しました。 開催に当たっては、主会場となる「なかとみ現代工芸美術館」のスペースの問題から、展示作品を約100点と想定し、サブテーマに「人の手と自然が生み出す美」と題して、「陶磁」「木竹」「紙」の3部門に限定いたしました。 3部門に限定した経過は、工芸作品の大部分が「陶磁」であること、また身延町に多く見られる山林や竹林から「木竹」を加え、当美術館がある西嶋地区が西嶋和紙の生産地であることから「紙」を追加し、最終的に美術展「工芸」専門部会において3部門の確認・決定をいたしました。 関連イベントとして、オープニング・表彰式の中で「音楽演奏会(チェンバロ演奏)」を計画し、出席者に生の演奏を堪能していただきました。また、会期中には「西嶋和紙祭り」の共催、「ネイルアート教室」及び「紙の市(和紙アウトレット販売)」を関連イベントとして実施いたしました。 美術展「工芸」では、「陶磁」「木竹」「紙」の工芸作品を全国から公募した結果、北は東北・山形県から、南は九州・長崎県まで、27都府県から108点の作品が寄せられました。 応募作品は、陶磁が68点(63%)、木竹が29点(27%)、紙が11点(10%)でした。また、県内29点(27%)、県外79点(73%)という応募状況でした。 9月11日(水)に審査会を開催し、文部科学大臣賞をはじめとする入賞10点、美術館奨励賞10点、入選73点を決定し、10月12日(土)~11月4日(月)までの24日間にわたり、なかとみ現代工芸美術館において計93点の入賞・入選作品を展示しました。 また、「美術館」及び「なかとみ青少年自然の里」のそれぞれの主催事業である「陶芸教室」の参加作品27点も併せて美術館内に展示いたしました。 会場内外では、会期中に4つの関連イベントを実施したほか、身延町の特産品紹介コーナーも設け、「おもてなしの心」を持って多くの来館者を迎えることができました。 会期中には、県内外から2,530名(一日平均105名)の来館者が訪れました。美術展「工芸」人の手と自然が生み出す美■ 開催日/平成25年10月12日(土)~11月4日(月・振)■ 開催場所/身延町なかとみ現代工芸美術館身延町美術■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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