国文祭公式記録ウェブブック
247/340

秋のステージ-実りの感謝、次代へ。-245Yamanashi Kokubunsaiも、分かりやすく楽しい説明だったなど概ね良好でしたが、ガイドのメンバーは限られた時間の中で伝えたいことを的確に伝えることの難しさを痛感していたようです。 甲斐国分寺跡は、中心伽藍の発掘調査が行われてはいるものの、未整備の史跡であり、なかなか往古の姿を伝え難い状況にありますが、史跡としてのポテンシャルの高さを十分に実感することができた1日でした。 翌日行われた上芦川集落の散策は傾斜地を歩くため、高齢の参加者には厳しいコースになるとの懸念もありましたが、参加者全員が集落内の急な坂にも臆することなく、山里集落の風景を楽しんでいました。 笛吹市は山梨県の中でも歴史豊かな地域ですが、そのことを行政の力だけで伝えることは困難です。今回、国民文化祭の開催に伴い、ボランティアガイド笛吹以外にも笛吹市の歴史や文化を紹介するグループが市内に立ちあがり、独自のガイドツアーも開催されました。国民文化祭が甲斐国千年の都・笛吹市にもたらしたすばらしい贈り物を今後の文化財行政に生かすべく身を引き締めて取り組んでいきたいと思います。○甲斐国分寺跡と岡・銚子塚古墳コース バス乗車(JR石和温泉駅、スコレーセンター)→ あいさつ(教育委員会文化財課)→ 甲斐国分寺跡及び国分尼寺跡の見学→ 岡・銚子塚古墳の見学○芦川町上芦川地区(古民家散策)コース バス乗車(JR石和温泉駅、スコレーセンター)→ あいさつ(教育委員会文化財課)→ 上芦川地区の集落内の散策→兜造古民家及び石垣群見学文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、笛吹市、笛吹市教育委員会、第28回国民文化祭山梨県実行委員会、第28回国民文化祭笛吹市実行委員会■ 主催■ プログラム

元のページ  ../index.html#247

このブックを見る