国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-224Yamanashi Kokubunsai 日本での切り絵美術は、江戸小紋や京小紋をはじめとする着物の染め型紙の技術や神様を祀る切り紙にそのルーツがあるとも言われており、長い歴史の中で独自の文化として成長し、独特の雰囲気を持ったものとなっています。 切り絵美術は、世界的にファン層が拡大していると言われています。しかし、一般的にはまだまだ発展途上にあると考えられており、国際コンクールを開催し、日本国内及び海外から広く作品を公募し、優れた作品を表彰・展示公開することによって、文化の向上に努めるとともに、感性豊かな人材の育成と切り絵の魅力を広くアピールし、更なる発展に資することを目的とします。 身延町では、この地域が富士川舟運盛んであった江戸時代から続いている手漉き和紙の産地であることなどを踏まえ、紙を素材とする「切り絵文化の継承と発展」をテーマに「国際切り絵コンクール・イン・身延 ジャパン」を開催することと致しました。 「国際切り絵コンクール・イン・身延 ジャパン」では、国内外から作品を公募した結果、国内は43都道府県、海外は11カ国から、342点の作品が寄せられました。 7月10日(水)に審査会を開催し、文部科学大臣賞をはじめとする入賞18点、入選作品122点を決定しました。 9月7日(土)から11月10日(日)までの約2ヶ月間にわたり、富士川切り絵の森美術館において、「公募入選作品特別展」を開催致しました。 開催期間中には、県内外から5,933名の来館者が訪れました。◆国際切り絵コンクール・イン・身延 ジャパン 「公募入選作品特別展」 会期:9月7日(土)~11月10日(日)◆オープニングセレモニー&レセプション並びに表彰式 日時:9月7日(土) 14:00~17:00 ・主催者あいさつ 2名(①文化庁 ②町長) ・来賓祝辞 2名(①山梨県議会 ②峡南地域町長代表) ・審査委員長あいさつ  (東京芸術大学 美術学部長 保科豊巳) ・表彰伝達 16名(入賞18点のうち16名出席) ・受賞者代表あいさつ(文部科学大臣賞 住吉美穂)国際切り絵コンクール・イン・身延 ジャパン心を刻む 切り絵文化の継承■ 開催日/平成25年9月7日(水)~11月10日(日)■ 開催場所/富士川切り絵の森美術館身延町美術■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ プログラム

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