国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-219Yamanashi Kokubunsaiらの参加者のもてなしも行い、相互の交流が促進されました。その流れで行われた本番は、魂の込められたエネルギッシュな歌声に涙を流しながら鑑賞する観客も多く、とてもアッとホームな雰囲気であったと同時に、1824年5月にベートーヴェン自らが初演した時の思いが時代を超えて思い出されたかのように、合唱団の歌声は力がみなぎりメッセージ性を帯びた最高質のステージが繰り広げられました。 この一連の様子がその後テレビのニュース、新聞記事、専門誌などに取り上げられ、全国各地に紹介されました。また、地元山梨放送が制作した第九ドキュメンタリー番組によって、当日鑑賞できなかった方にもその感動が伝わるかのように、しっかりとしたカメラワークと番組構成がなされ1時間枠の特集で放送され、大きな反響を呼びました。国民文化祭の事業で行った第九演奏会がいろいろな方々によって、山梨県のみならず全国各地に広がり、大きな話題にもなった事業となりました。指揮:佐渡裕 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団ソプラノ:小川里美 メゾソプラノ:手嶋眞佐子テノール:吉田浩之 バリトン:キュウ・ウォン・ハン合唱:国民文化祭富士山河口湖第九特別合唱団、晋友会合唱団曲目:L.v.ベートーヴェン 交響曲第九番 ニ短調合唱付き 全楽章   終了後、全員で富士山を合唱する。プレ演奏「歌の祭典」  ソプラノ:小川里美/  ヴェルディ:歌劇「シチリアの晩鐘」より“ありがとう、愛する友よ”、  ガーシュウイン:歌劇「ポギーとベス」より“サマータイム” メゾソプラノ:手嶋眞佐子/  ドヴォルザーク:母の教え給いし歌、  ロジャース&ハマースタイン:「サウンド・オブ・ミュージック」より  “すべての山に登れ” テノール:吉田浩之/  ヴェルディ:乾杯、  小川よしあき曲/伊藤アキラ詞/平川加恵 編曲:風の中 バリトン:キュウ・ウォン・ハン/  ビゼー:歌劇「カルメン」より闘牛士の歌、  新井満:千の風になって 指揮:清水敬一 合唱:晋友会合唱団/  武満徹:「うたⅡ」より“さくら”、  新実徳英作曲/和合亮一作詞:「つぶてソング」より“あなたはどこに”文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、富士河口湖町、富士河口湖町教育委員会、全日本合唱連盟、山梨県合唱連盟、第28回国民文化祭山梨県実行委員会、第28回国民文化祭富士河口湖町実行委員会■ プログラム■ 主催

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