国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-216Yamanashi Kokubunsai 世界的な指揮者佐渡裕さんを監修に迎え、平成14年から開催している「富士山河口湖音楽祭」を国民文化祭事業に一部指定して開催しました。数年前から国民文化祭に向けて、文化ボランティアの皆さんと少しずつ企画を温めながら準備を進めていく中で、合唱の枠組みを広げ、富士山の麓で歌声の魅力を改めて感じる企画を作ることを念頭に事業を進めてきました。合唱の魅力を広げるために、山梨県内のみならず県外各地からの参加も促し、県内3チーム、県外2チームで交流演奏会を開催いたしました。 また、特別ゲストのゴスペラーズの皆さんにも趣旨に賛同していただき、単独のステージ以外にも、参加団体と最後に交流ステージを繰り広げるなど、各チームが日頃の成果を披露するだけではなく、アーティストとも交流できる枠組みを作りました。また、ホールで行われるステージだけでなく、この機会に合唱の魅力を更に広げるために、前日に地元ショッピングセンターでミニ演奏会を開催し、一般の方に翌日の本番へのお誘いの意味も込めて、ふじ山麓児童合唱団と郡山東高等学校合唱部の交流演奏会も実施いたしました。併せて、地域の主な産業であるホテル、レストランなどの観光サービス業の皆さんにも、当日鑑賞できない分、参加団体の宿泊や来場者への誘客の仕組みを作り、文化芸術によって派生する経済活動への仕組みづくりにご協力いただきました。  平成14年の富士山河口湖音楽祭のスタート時は、「吹奏楽」を主なジャンルとしてプログラムを展開していました。その後、平成16年から本格的に合唱プログラムを取り入れ、地域で合唱の魅力の下地を作ってきました。 その中で、今回の国民文化祭をきっかけに、県外の合唱団との交流へと広げていきました。いずれの県外チームも各チームの特徴を出しながら、歌声はこんなに素敵なものであることがにじみ出るようなステージ展開がなされ、他のチームに良い影響として残っていきました。また、ふじ山麓児童合唱団、北杜市明野少年少女合唱団、長野県から参加した富士山河口湖音楽祭2013富士山ハーモニーコンサート ~自然をテーマにした合唱の集い~■ 開催日/平成25年8月11日(日)■ 開催場所/河口湖ステラシアター■ 開催趣旨・状況■ まとめ音楽富士河口湖町

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