国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-212Yamanashi Kokubunsai 俳人「富安風生」のゆかりの地である山中湖村は俳句文化の普及並び向上、また俳句を楽しむ人の交流を目的として開催しました。 「ホトトギス雑詠選集」を編むために毎年夏に山中湖に訪れた高浜虚子、そして高浜虚子亡きあとのホトトギス派の最高峰となる富安風生は、地元の俳人たちの指導にあたりながら富士山の句を詠んでいます。 そんな俳人たちの愛する「山中湖」で、十七文字に込められた俳句の世界をより多くの方々に楽しんで頂くために「山中湖俳句大会」を開催しました。 俳句大会では、山中湖文学の森周辺と山中湖を利用した湖上を吟行地として、全国各地から156名の方から応募がありました。 真夏の山中湖で、湖を渡るその風、目の前に広がる雄大な富士、山々に囲まれ大自然を「五感」で感じ、様々な句が詠まれした。 片山由美子俳誌「狩」主宰による「俳句は身辺から」の講演と、西嶋あさ子俳人協会理事、徳田千鶴子俳誌「馬酔木」主宰、鈴木貞雄俳人協会理事・俳誌「若葉」主宰を選者として迎え、各特選句3句、入選句10句の中から村長賞・議長賞・教育長賞を選出しました。 表彰では、受賞者にトロフィーが贈られ、入賞者には山中湖ワイン・ほうとう、参加賞として富安風生図録、富士山百画、温泉券、観光グッズなどが贈られました。 国民文化祭山中湖村実行委員会では、山中湖俳句大会の開催にあたり、全国からお見えになるお客様に、山中湖村に「来て良かった、また行こう」と気持ちにさせる「おもてなし」を実践しました。 山中湖村の魅力である山中湖と富士山を、全国から訪れた方々が、湖を渡るそよ風、そして目の前に広がる雄大な富士山を「五感」で感じ、この大自然豊かな山中湖を充分に満喫したと思います。 本年6月には、富士山が世界文化遺産として登録され、山中湖村も村を挙げて、様々な事業に取り組んでおります。その1つとして、クリーンアップ作戦です。これは、景観を阻害するすべてのゴミ等を撤去する目的で行っており、山中湖村発信の環境■ 開催趣旨・状況■ まとめ山中湖俳句大会~虚子・風生の里 山中湖で富士を詠もう~■ 開催日/平成25年8月19日(月)・20日(火)■ 開催場所/オープニングセレモニー:ホテルマウント富士、       俳句大会:山中湖村公民館山中湖村文芸

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