国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-208Yamanashi Kokubunsai 山梨県では、朗読や読み聞かせの活動が活発に行われています。甲斐市でも図書館ボランティアなど多くの団体が様々な場で活躍をしています。そこで、この甲斐の国より文学をとおして交流をはかり、朗読の魅力を発信することを目的に「朗読フェスティバル」を開催することとなりました。 「ことばと心を声にのせて~ひびけ甲斐の国から~」をテーマに、1回目の第1部は『小・中学生、高校生による朗読』とし、子どもたちの力強い発表の声を、2回目の第2部は『山梨出身の作家や山梨を舞台とした作品の朗読』とし、山梨ならではの作品の魅力を、そして、3回目の第3部は『甲斐市出身の大学者山県大弐の創作朗読劇』と、一つではない朗読の魅力をお届けするため、3回に分けたステージそれぞれに特色を持たせています。 第1部は、「未来へとどけ私たちの声」をサブテーマに、甲斐市内外の小・中学生、高校生7団体が、それぞれの年代やレベルにあった発表をしました。第2部では県内で活躍している朗読グループ7団体と、朗読部門で全国大会へ出場した高校生5名、またシリアで銃撃を受けて亡くなった山本美香さんの母校の放送部の皆さん、唯一の県外からの参加者1名を迎え、全14組の発表者による甲斐の国の風景をお届けしました。最後に第3部では郷土が生んだ江戸時代の学者「山県大弐」をモチーフにした作品を、市内の朗読グループをはじめ、小学生や幼稚園児、市文化協会舞踊部の踊りにより構成した朗読劇を発表しました。 国民文化祭において、朗読のみを取り上げたフェスティバルの開催は初めてとなりましたが、それぞれが朗読を通し思いを伝え、交流を図れたのではないかと思います。第1部 小・中学生、高校生による朗読「未来へとどけ私たちの声」    13:00 オープニング        「花さき山」 斉藤隆介 作 宮田耕八朗 作曲        邦楽演奏…むらさき会        合唱…女声合唱団コーロ・フローレ        語り…永田京子    13:30 開会式        主催者あいさつ…甲斐市長        歓迎のことば…甲斐市議会議長    13:40 朗 読        1 「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ 作          キッズ朗読・かい        2 「すみれ島」今西祐行 作          敷島中学校朗読部■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ プログラム朗読フェスティバルことばと心を声にのせて ~ひびけ甲斐の国から~■ 開催日/第1部 平成25年8月11日(日)     第2部 平成25年9月8日(日)     第3部 平成25年9月22日(日)■ 開催場所/第1部 甲斐市敷島総合文化会館       第2部 甲斐市立竜王図書館       第3部 甲斐市双葉ふれあい文化館甲斐市文化一般

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