国文祭公式記録ウェブブック
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夏のステージ-山河、きらめく。-198Yamanashi Kokubunsai 南アルプス市には日本第二の高峰北岳をはじめとする白峰三山や鳳凰三山、自然豊かな櫛形山があります。この南アルプス山岳フェスティバルでは、この様な南アルプスの山々の魅力を多くの人に知っていただくよう「知ろう!歩こう!輝く南アルプス」をテーマに、8月3日(土)~5日(月)の3日間以下の山岳文化啓発事業及び登山事業を開催し、全国に発信しました。 南アルプスの山々の風景・動物・植物をテーマに、山岳写真家の白簱史朗氏を審査員とした南アルプス山岳フェスティバルフォトコンテストを開催し、全国から募集した104点の作品の展示及び優秀作品の表彰を行いました。 平成26年6月1日に、南アルプス国立公園が指定後50年を迎えることを記念し、環境省自然環境局長の星野一昭氏や静岡市・伊那市などの国立公園関係市町村の首長をお招きし、一足早く「南アルプス国立公園指定50周年記念式典」を開催しました。 南アルプスの山々に造詣が深い古美術鑑定家の中島誠之助氏をお招きし、「山が家族を育ててくれた~南アルプスいい仕事してますね~」を演題に、中島氏一家と南アルプスの山々のつながりについてご講演をいただきました。 『南アルプスの魅力と山岳文化を語る「知ろう!歩こう!輝く南アルプス」』をテーマに、中島誠之助氏、白簱史朗氏、星野一昭氏、元財団法人国立公園協会理事長の瀬田信哉氏、中込博文南アルプス市長をパネリストに、芦安ファンクラブ会長花岡利幸氏をコーディネーターに、シンポジウムを開催いたしました。 南アルプス市芦安地区が故郷とされる甲斐犬とふれあうことのできる「甲斐犬ふれあいコーナー」の開催や、長野県を中心に幅広く活動されている松本アルプホルンクラブの演奏などで、会場を盛り上げました。 登山事業としては、仙丈ケ岳登山、栗沢山トレッキング、櫛形山森林ウォッチングを開催し、総勢200名に迫る多くの参加者の方が山岳ガイドと一緒に南アルプスの大自然を満喫しました。 フォトコンテスト応募作品104点はどれも素晴らしい作品ばかりで、当初6点の入賞作品のみを選定する予定でしたが、6点に絞ることが困難なため、新たに10点を入選作品と選定し表彰又は副賞の進呈を行いました。 南アルプス国立公園指定50周年記念式典、講演会、シンポジウムでは、来賓、講師、パネリストの方々より、それぞれの体験談なども踏まえながら、南アルプスの自然がいかに貴重で尊いものであるか、そしてこの自然をいかにして今後守っていかなければならないかについてのお話をいただきました。 その一方で、屋外では多くの方々が南アルプスの山々が育んだ甲斐犬とふれあい癒される姿を見ることができました。南アルプス山岳フェスティバル知ろう! 歩こう! 輝く南アルプス■ 開催日/平成25年8月3日(土)~8月5日(月)■ 開催場所/桃源文化会館、南アルプス山岳地帯文化一般南アルプス市■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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