国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-184Yamanashi Kokubunsai 「なまよみの甲斐の国」を“花舞台”として春夏秋冬それぞれの季節がおりなす甲州の魅力を伝え広げるとともに、全国各地で愛され唄い踊り継がれきた伝統と文化の華を、世代を超え、未来へ届ける晴れやかな祭典とすることを目的とし開催いたしました。 開場前から多くのお客様が来場されて文化ホール内は活気にあふれ、入場を早めるほど大盛況でした。オープニングは、「笛吹高等学校すいれき太鼓部」の若く躍動感のある勇壮なステージで飾っていただきました。 第1部では、甲斐の四季と題して、司会者2名による風俗・時代背景の丁寧な解説を交えながら、山梨を代表する13曲の民謡を通して山梨の魅力を伝えていくとともに、山梨県民踊舞踊連盟を中心とした皆様が熱演されました。 第2部では、全国からお越しいただいた21府県26団体による日本民謡の代表曲や、阿波踊り・花笠音頭などの広く知られた軽快なリズムに、来場された皆様から大きな拍手が送られました。 第3部の始まりは、国民文化祭のために創作された「甲州ソーズラ音頭」で会場内が大いに盛り上がり、たくさんの拍手をいただきました。また、かわいい子どもたちによるアレンジ甲州よさこい、武田節や風林火山など山梨の新しい民謡をお届けし、フィナーレでは総勢100名が舞台と会場に分かれて甲州よっちゃばれ踊りで締めくくると、会場は歓喜の拍手につつまれました。 最後に、主催者を代表して長坂企画委員長のあいさつで幕を閉じました。 自然との共生や人々の暮らしの中から生まれ、長い年月をかけ唄い、踊り継がれ民衆の支持を得て今日まで伝承されてきた民謡・民舞。しかしながら、生活様式などが大きく様変わりし、各地域においても衰退してきていることは否めません。 今回の舞台では、大切な伝統ある地域に根ざした大衆文化の魅力を広く伝えるため、まずは山梨県内にある多くの作品を披露するとともに新しい作品と融合させ、改めて民謡・民舞を鑑賞していただける公演を目指しました。 県外団体からご披露いただいた演目と、県内を代表する唄と踊りが観覧者の目の前で次々と繰り広げられて、その素晴らしさを堪能し感動していただけたことと思います。 また、出演者や来観者をお迎えする取組みとして、甲府市文化協会華道部による迎え花を設置して祭典に花を添えていただ■ 開催趣旨・状況■ まとめ甲府市音楽民謡・民舞の祭典いいじゃん! やまなし 富士晴れやかに花舞台■ 開催日/平成25年6月30日(日)■ 開催場所/コラニー文化ホール

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