国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-180Yamanashi Kokubunsai 阿波踊りは、老若男女が楽しむことができる踊りであり、迫力ある鳴物と躍動感溢れる踊りは見るものを魅了します。大月阿波踊りは、これを取り入れ地域を活性化しようと30年前に大月阿波踊り振興協会が始めました。毎年、8月の第一土曜日に行われる市内最大のお祭り、「かがり火市民祭り」の中で「阿波踊り大会」として継続しており、近隣の阿波踊り連との交流も行われています。 国民文化祭では、大月市のまちおこしにも一役買っているこの「阿波踊り」を基軸に、全国の阿波踊り連の競演を企画しました。 阿波踊りは、男踊り・女踊り・鳴り物で構成されていますが、連によって踊り方やテンポが異なり、時には勇壮に、時には滑稽に、また優雅に踊ったり激しく踊ったりと、それが各連の特徴であり、見せどころでもあります。そんな阿波踊りを存分に楽しんでいただこうと、連の特徴が分かりやすいステージバージョンと、本格的な阿波踊りを観賞するためのストリートバージョンの2回を実施することとしました。 6月23日のステージバージョンでは、阿波踊りの本場徳島でも幻の連と言われている藍吹雪をはじめ県外から5連、県内6連の11連の参加により、次々に舞台踊りが繰りひろげられました。途中、休憩後には10月に開催予定の人形芝居フェスティバルの告知を兼ね、特別出演の追分人形保存会により「三番叟」の披露もありました。 8月3日のストリートバージョンは、「かがり火市民祭り」の「阿波踊り大会」の一環として実施しました。県外5連、県内11連の計16連の参加により、国道20号に設置された演舞場で、迫力の流し踊りが行われました。 6月23日のステージバージョンでは、各連とも舞台用の踊りを披露しました。舞台なので演舞の仕方や照明などの演出も効果を引き立たせ、観客の皆さんには、それぞれの連の特徴を分かりやすく楽しんでいただきました。 8月3日のストリートバージョンは、大月駅周辺の国道20号に4つの演舞場を設定し、午後5時から東演舞場で流し踊りがスタートしました。 午後7時20分からは、大月駅西側の第1~第3演舞場の3会場で、一斉に流し踊りがスタートしました。1つの連が目の前を通り過ぎても、すぐ後ろに次の連が迫っている光景は迫力があり、午後9時まで、途切れることなく阿波踊りの競演が繰りひろげられました。阿波踊りフェスティバル街が鳴る 心が踊る■ 開催日/平成25年6月23日(日))、平成25年8月3日(土))■ 開催場所/大月市民会館 国道20号大月駅前付近舞踊大月市■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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