国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-170Yamanashi Kokubunsai 都留市は、天和2年(1682年)江戸の大火によって家を焼かれた松尾芭蕉が、弟子であった秋元家家臣・高山傳右衛門繁文(俳号 麋びじ塒)の招きによって約半年間流寓の生活を送り、蕉風俳句への開眼を果たした地であるといわれています。芭蕉と深いかかわりを持つ本市において、芭蕉の心にふれるとともに俳句を通じた文化の交流の場となることを目的として開催します。 大会当日の表彰式では、応募作品の部「一般部門」の特別賞11賞、「高校生・大学生部門」の特別賞9賞と各選者が選んだ正賞と准賞の代表者の表彰を行いました。応募作品の部の選者を代表して井上康明先生に選評をいただきました。表彰式後に行った記念シンポジウムでは、「芭蕉と旅-谷村滞在を中心に-」と題して、都留文科大学名誉教授の楠元六男先生の基調講演の後、楠元先生、小澤實先生、山西雅子先生の3名とコーディネーター役の井上康明先生から貴重なお話をいただきました。その後、当日投句作品の入賞者の発表を行い、5人の選者を代表して長田群青先生に選評をいただき、特別賞9賞と各選者の正賞受賞者と准賞と入選された方の代表者に賞状の授与を行い、盛会の内に大会を終了することができました。 応募作品の部「一般部門」には、754名から2,973句。「高校生・大学生部門」には62校の860名から2,764句の応募がありました。大会当日には472名の方が参加し、当日投句作品の部には245人から467句の投句をいただきました。 大会は、多くの関係者の皆様及びスタッフが対応し、運営もスムーズに行うことができました。 これまでのふれあい全国俳句大会が、国民文化祭を契機に、これまで以上に多くの俳句愛好家の皆様との交流が盛んになり、都留市の俳句文化が向上することを期待しています。都留市ふれあい全国俳句大会蕉風の源流 芭蕉のさと都留■ 開催日/平成25年5月25日(土)■ 開催場所/都の杜うぐいすホール都留市文芸■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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