国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-168Yamanashi Kokubunsai 鳴沢村は富士山北麓に位置し、標高900mの高冷地で春の訪れが遅い地域です。鳴沢村では、春の遅い富士北麓に春を告げるミツバツツジ(三葉躑躅)が開花するこの時期に、道の駅なるさわで「鳴沢つつじ祭り」を開催しています。 ミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木で、道の駅なるさわ周辺に広がる富士山の樹海の赤松林に、ミツバツツジ群(約2,000株10,000本)が自生しています。葉より先にピンク色の華麗な花を咲かせ、多くの訪問者を迎えてくれます。 国民文化祭開催ということもあり、ミツバツツジが見頃を迎える5月に、花々の観賞を楽しみながらミツバツツジ等を材料につつじの押し花教室を開催することとしました。 押し花による創作体験の開催は、初の試みということもあり、山梨県芸術文化協会ハンドクラフト部に依頼して、押し花教室で使用する材料の準備や、当日の創作体験の講師を行って頂きました。材料は、事業開催前年度にミツバツツジを採取し保存しておき、当日の教室で使用しました。 開催2日間で定員80名を予定しておりましたが、約90名の参加を頂き、好評の内にイベントを終了することが出来ました。参加者、思い思いの創作品は、鳴沢村に来られつつじフェスタに参加して頂いた記念として、参加者にお持ち帰り頂きました。 つつじフェスタの開催日は、5月4日・5日のGW期間ではありましたが、周知不足等の影響からか事前申込者は、各日定員40名の内約半数と伸びず心配されました。 しかし、大型連休中で多数の観光客が道の駅なるさわに訪れており、開催2日間とも定員を上回る参加人数となり、材料の予備分もすべて使用し、好評のうちに事業を終了するつつじフェスタ富士の春を告げるピンク色の幻想的な景色■ 開催日/平成25年5月4日(土・祝)・5月5日(日・祝)■ 開催場所/フジエポックホール(道の駅なるさわ内)鳴沢村美術■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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