国文祭公式記録ウェブブック
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春のステージ-いのち、萌えたつ。-164Yamanashi Kokubunsai 県内屈指の稲作地帯である北杜市内の水田をキャンバスに見立て、稲絵アートを作成することで、水田のすばらしさや魅力、未来に希望が持てるメッセージを全国に発信します。 北杜市では、平成23年3月から東京芸術大学と人材育成など地域活性化につなげることを目的に、相互に連携していく覚書を締結しています。 平成25年度は、富士の国やまなし国文祭マスコットキャラクターのカルチャくん、東京芸術大学との連携により、宮田亮平学長に「旅立」の文字と学長印であるイルカをデザインしていただきました。このデザインには、勇気と希望を持って新しい世界へ旅立ち、未来へ大きく飛躍して欲しいと期待がこめられています。 北杜市では平成19年に山梨県の大型観光キャンペーンとして、初めて稲絵アートを実施しました。 国民文化祭では、県内屈指の穀倉地帯である北杜市の強みを生かし、稲絵アートフェスティバルが市主催事業になりました。 昨年度はプレ事業として、東日本大震災の復興を願い「希望」の文字と、悠久のときの流れをテーマとして、シルクロードを歩くラクダを稲のキャンバスに描き出しました。 今年も昨年のプレ事業同様、地元の小淵沢小学校5年生の児童が紫稲の田植え、稲刈りの体験学習に参加してくれました。 田んぼはJR小海線小淵沢駅–甲斐小泉駅間の線路沿いのため、電車の車窓から見ることができ、7月上旬から稲刈りが行われた9月下旬まで、多くの乗客の目を楽しませていました。 また、今年は紫稲の有効活用として、紫稲の玄米や米粉を使用した食品加工を地元の「道の駅こぶちさわ」のレストランに依頼し、クッキーや玄米ごはんなどを販売することができました。稲絵アートフェスティバル田んぼキャンバスに稲絵を描こう!■ 開催日/平成25年5月29日(水)〜9月26日(木)■ 開催場所/北杜市小淵沢町岩窪地区内の水田北杜市文化一般■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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