国文祭公式記録ウェブブック
156/340

春のステージ-いのち、萌えたつ。-154Yamanashi Kokubunsai 「季節折々の移ろいに思いを馳せ、先人より受け継いできた華道の「心」と「技」とを大切に一人一人が今を生きる証をいけばなで表現する」ことをテーマとして「春」野外展「秋」室内展の2回、大華道展を開催しました。 春の野外展は、甲府市歴史公園内において県内20流派が一堂に会し、代表作品の展示を行い各流派の魅せるさまざまな作品は、来場された全てのお客様よりお褒めの言葉をいただきました。 会期中に雨天と強風という悪天候もあり、作品への影響も心配されましたが、出瓶流派の迅速な対応により無事乗り切ることができました。 秋の室内展では、会場百貨店入口に甲府市文化協会華道部が制作した迎え花は、「ツルウメモドキ、ウメモドキ、石化ケイトウ、りんどう、紅葉したドウダン、竹、松」など幅7メートル、高さ4メートルを超える大作で「山梨の秋」を見事に表現し、訪れる方々から感動や驚きの声とともに熱心に眺めていました。会場では、前期展・後期展に分けて300余りの作品が展示され出瓶者の個性豊かな作品がずらりと並ぶ中、それぞれの作品を時間をかけてご覧いただきました。 また、いけばな体験教室では、多くの参加者が華道の先生と思い思いのお花を生け、楽しいひとときをお届けすることができ、とてもにぎやかな時間となりました。 甲府市主催事業のオープニングとして国民文化祭甲府市実行委員会会長である宮島甲府市長のテープカットで開幕した大華道展は、春も秋も初日から多くのお客様にご来場いただきました。 野外展では、「初めて見たけどとても素晴らしかった。来年も開催してほしい!」「すてきな作品ばかり」とお褒めの声をいただき、室内展では、静かに作品を鑑賞されていく方々が多くお見えになり、大華道展の来場者数は、県内外から19,000人を集め成功のうちに幕を閉じました。 本大会の準備から本番に至るまで、華道展を支えたスタッ大華道展息づく文化 今をいける■ 開催日/平成25年4月5日(金)~4月10日(水)     平成25年10月24日(木)~10月29日(火)■ 開催場所/甲府市歴史公園・岡島百貨店7階大催場■ 開催趣旨・状況■ まとめ甲府市生活文化

元のページ  ../index.html#156

このブックを見る