国文祭公式記録ウェブブック
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冬のステージ-ふるさとの祈り、息づく。-146Yamanashi Kokubunsai 富士山が左右対称の美しいシルエットとして見える方向、山肌の起伏が目視でも認識できる適度な距離、構図の中に写りこむ中景としての自然景観、これらの条件を満たしている大月市は、「富士の眺めが日本一美しい街」を自負しています。 したがって、市内に存する多くの山の中から特に富士山の眺望に適した山々を「秀麗富嶽十二景」として、登山者や写真愛好者の方々に楽しんでいただいています。本事業は、そのような「富嶽十二景」を発信し、美しい景観に親しんでいただくことを目指しました。 事業の根幹は過去20年の「秀麗富嶽十二景写真コンテスト」の入選作品の展示ですが、幾つかのサブ事業を組み合わせて「秀麗富嶽十二景写真フェスティバル」を構成しています。①オープニングセレモニー 第28回国民文化祭開催直後の冬のステージは、市町村主催事業も比較的少ない中、「秀麗富嶽十二景写真フェスティバル」は、大月市主催事業の先陣となることから、市主催事業の始まりを宣言し、全事業の内容を紹介する機会としてオープニングセレモニーを行いました。②秀麗富嶽十二景写真コンテスト優秀作品展 3期に分けて、それぞれ異なった作品を展示しました。③小さな美術館 上記②で展示しない作品を活用し、市内公共機関のほか、宿泊施設、飲食店、企業等にご協力をいただき、第28回国民文化祭の開催期間中、入れ替えをしながら展示しました。④写真セミナー 大月市出身の山岳写真家白簱史朗氏を招き、「わがまほろば 大月の山々」と題する講演会と、「森に遊び 森に学ぶ」のテーマによるパネルディスカッションを開催しました。⑤ワークショップ 写真撮影技術習得や写真への興味を持っていただくため、希望者に応募いただき一泊二日の写真撮影会を2回実施しました。秀麗富嶽十二景写真フェスティバル富士の眺めが日本一美しい街■ 開催日/平成25年2月17日(日)~3月3日(日)     平成25年6月16日(日)~6月30日(日)     平成25年10月20日(日)~10月27日(日)ほか■ 開催場所/大月市民会館 ほか大月市美術■ 開催趣旨・状況

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