国文祭公式記録ウェブブック
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冬のステージ-ふるさとの祈り、息づく。-142Yamanashi Kokubunsai 山紫水明の地である北杜市には、豊かな自然や古くから伝わる歴史や文化に包まれたすばらしい景色や風景が数多くあり、「北杜24景」が定められています。 国民文化祭事業として、年間を通じてフットパス、ウォーキング大会を開催し、史跡・名勝・天然記念物などの地域資源や美術館・博物館などの文化施設を歩いて訪ねることにより、参加者相互の交流を深め、健康増進に役立てるとともに北杜市のよさを全国にPRします。◆冬~澄んだ空気に包まれて。 標高1900メートルの冬の森で、外界と遮断された原生林の中に息づく命たちに会いにいく大泉町、高根町でのスノーシューでの散策。白州町旧甲州街道台ケ原宿の和菓子屋や造り酒屋などを巡る。◆春~悠久の歴史を訪ねて。 明治・大正・昭和の時代の学校が残る三代校舎と蔵のまち須玉町「津金」の鏝(こて)絵を観賞したり、大泉町で縄文時代の金生遺跡や武田家由来の谷戸城趾を訪ねる。◆夏~夏の涼を求めて。 国蝶オオムラサキの生息数が日本有数の長坂町を歩いたり、日照時間の長い明野町に咲き誇るひまわり畑と「葉菜(はな)街道」と呼ばれるほど豊かな花や野菜、果樹の数々を観賞してまわる。◆秋~四季彩の楽園探訪。 南アルプスの水の恵みを受けて育つ武川米。金色に色づく武川町の里を清流の音を聴きながら歩き、隠れ里のような須玉町増富の里に伝わる民話や伝説、渓谷を彩る紅葉を訪ねる。 富士の国やまなし国文祭の通期事業でもあるフットパスですが、北杜市では「北杜24景フットパス」として開催しました。サブテーマ「伝えたい とっておき北杜」のとおり、北杜市の自然や文化、隠れた名所を多くの方に知っていただくために、10回のフットパス・ウォーキングを開催しました。 フットパスは毎回定員を上回るほど申し込みがあり、市内はもちろん市外や県外からも参加していただき、道守さん(案内人)の楽しい説明を聞きながら、四季折々の北杜市を紹介北杜24景フットパス伝えたい とっておき北杜■ 開催日/平成25年1月19日(土)~11月10日(日)■ 開催場所/北杜市内各所北杜市文化一般■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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