国文祭公式記録ウェブブック
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冬のステージ-ふるさとの祈り、息づく。-138Yamanashi Kokubunsai 地歌舞伎の祭典は、“伝承の魅力・地歌舞伎を南部町から”をテーマに、県内外の地歌舞伎保存団体の競演を行うとともに、新たな出会いと交流の場を創出し、地歌舞伎の魅力を「富士の国やまなし」から全国に向けて発信することを趣旨として開催しました。 出演団体は、県内から内船舞伎保存会(南部町)県外から出雲歌舞伎むらくも座(島根県出雲市)・久谷地区伊予八百八狸保存会(愛媛県松山市)の3団体で上演しました。 演目の幕間には南部町文化団体の白鳥太鼓保存会の協力にて太鼓演奏を行いました。 また隣接する総合会館にて「内船歌舞伎写真展」・地元食材の販売等行いました。 開催当日は、晴天に恵まれ、県内外から約600人のご来場をいただき会場である南部町文化ホールが満席になりました。入場できなかった方には隣接する総合会館にてライブ中継を行い、両会場とも大いに賑わいました。舞台では、各地域の特色を生かした伝統芸能が上演され、普段は中々見ることのできない趣向を凝らした演出に、会場は割れんばかりの拍手で、観客と演者が一体になった素晴らしい舞台となりました。 また、開催にあたり、文化協会・農協・商工会の方々に協力を呼び掛け、国民文化祭を推進する大きな力となって、この祭典を盛り上げていただきました。 この「地歌舞伎の祭典」を通じて、地域の伝統文化の素晴らしさを再認識する機会となり、様々な地域の方々と文化を通じた交流を図ることができ、実りの多い国民文化祭であったと感じています。 今後この祭典を契機に、他地域と連携を図りながら、伝統芸能を保存伝承していくとともに、さらに文化を生かした地域づくりを推進していけるよう努めてまいりたいと考えています。地歌舞伎の祭典伝承の魅力・地歌舞伎を南部町から■ 開催日/平成25年1月19日(土)■ 開催場所/南部町文化ホール南部町伝統芸能■ 開催趣旨・状況■ まとめ

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