国文祭公式記録ウェブブック
127/340

富士の国やまなし国文祭提案事業125Yamanashi Kokubunsai 移動プラネタリウムや、宇宙シミュレーションソフトを体感し、宇宙の壮大さを知り、宇宙内存在としての自分に想いをはせてもらい、そこで感じたことを、それぞれの表現の形にし、さらに多くの人たちと共有することによって、サイエンス&アートを市民の手に取り戻すような試み。(状況)計6回、さまざまな場所や環境で実践できました 星空の元で、各自がさまざまに表現をする、ということの素晴らしさは、これまでも「星つむぎの村」自身が体感してきたことですが、今回のイベント全体を通して、やはりそのことを参加する人たちやその周辺の人たちが心から感じられたことが大きな成果です。国文祭のイベントの範囲ではありませんが、「星つむぎの村」はこの手法を被災地に持っていき、その価値をまた深く、多くの人と共有することができました。まだまだ広げていきたい手法であり、内容です。5月18日星空書簡の例14:10~14:50 星空と宇宙のお話(高橋真理子)14:50~15:20 リーディングライブと歌(覚和歌子、丸尾めぐみ)15:30      言葉についてのお話(覚和歌子)15:45~16:45 ワークショップ1(手紙を書く)16:45~17:30 ワークショップ2(手紙を読む)文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、星つむぎの村、第28回国民文化祭山梨県実行委員会満天の星空に描くことばと音楽■ 開催日/平成25年5月18日(土)、6月9日(日)、6月22日(土)、8月17日(土)、10月17日(木)、10月25日(金) ■ 開催場所/フライングスプーン、藤村記念館、如月カフェ、cocochi、山梨大学附属病院、あやめの里■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ 主催■ プログラム 声楽が盛んな山梨で、音楽文化の更なる質的向上と活発な人的交流、そして声楽を志す若者たちが、夢と希望を持って研修に励める環境の醸成など、底辺の拡大を図り、ほど良く文化が浸透した山梨づくりを目指す。 そのために、総合芸術といわれるオペラに焦点を絞り、本県出身者や縁のあるアーティストを一堂に集め、地方では開催が難しいといわれているオペラの名場面を主題に構成した。誰もが一度は耳にしたことがある名曲の数々をプログラムし、山梨の新しい音楽シーンを構築、幅広い層に楽しく、気楽に鑑賞していただける内容とした。 なお、出演者に関しては、学閥や人間関係などの弊害をなくし、幅広く才能ある逸材を探すことを念頭に厳しい条件のもと公募とし、公開オーディションで選抜した。また、事業の展開にあたり入場料金を2,000円とし、539名の有料入場者と35名の招待者があった。 歌手11名でのオペラコンサートは県内では例がなく、また内容も團 伊玖磨の「夕鶴」やモーッァルトの「フェガロの結婚」、ヴェルディの「椿姫」など、オペラの代表作の名場面をステージいっぱいに展開しました。 また、クラシック音楽会定番の発想を変え、映像で曲目内容の紹介や反響板内に富士山をイメージしたセットを組み、LED照明で四季の富士を演出し「富士の国オペラコンサート」を強く印象づけました。 入場者からの聞き取りでは、「ステージの展開(照明や映像)に変化がありクラシックにありがち堅苦しさがなく、楽しく鑑賞できた。」「多彩なプログラムでオペラ名曲の楽しさを再認識した。」「本県出身者が故郷で披露できるこのようなチャンスを今後も続けてほしい。」などが寄せられ、出演者からは観客の反応がよく素晴らしい一夜だった、と故郷でのコンサートの感慨の言葉がありました。  主催者としては、ほぼ満席の来場者の満足度は高まったと捉え、富士の国やまなし国文祭事業としての目的を達したものと総括しています。文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、富士の国オペラコンサート inやまなし実行委員会、第28回国民文化祭山梨県実行委員会富士の国オペラコンサートinやまなし■ 開催日/平成25年9月22日(日) ■ 開催場所/コラニー文化ホール■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ 主催

元のページ  ../index.html#127

このブックを見る