国文祭公式記録ウェブブック
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富士の国やまなし国文祭提案事業123Yamanashi Kokubunsai 「富士の国やまなし国文祭」に協賛して県内外の賛同者の自主運営企画として、「第九演奏会」を計画、この事業に向けて、平成23年4月、県内在住及び出身音楽家を発起人として実行委員会を組織し、インターネット等を通じて広く県民に参加の呼び掛けを開始。以後東京・甲府会場での練習、合同練習等回を重ね、当日合唱225、オーケストラ100、計300名を超える県民による演奏会開催となりました。 当日の来場者は1,600名でアマチュアの演奏会としては過去最多の聴衆を迎え演奏者・ホール・聴衆が一体となり「歓喜の歌」を歌いあげました。河口湖で開催されたプロ演奏家による第九演奏会にひけをとらない、県民総意の演奏会となったと自負しています。Ⅰ部 ベートーヴェン作曲 序曲「エグモント」Ⅱ部 ベートーヴェン作曲 交響曲第九番 “合唱付き” 音楽監督:川上洋司(東京芸術大学教授) 指 揮:松土正一 ソプラノ:丸山優子 アルト:山下牧子 テノール:川上洋司 バリトン:小林由樹 オーケストラ:やまなし国民文化祭管弦楽団 合 唱:やまなし国民文化祭合唱団文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、「喜びの歌を歌おう」実行委員会、第28回国民文化祭山梨県実行委員会県民による「第九演奏会」■ 開催日/平成25年8月25日(日)■ 開催場所/コラニー文化ホール 大ホール■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ 主催■ プログラム 希代の浮世絵師「歌川広重」が記した「甲州日記」を素材に、甲州路に繰り広げられる甲斐の自然や生活文化の中に、若い男女の「淡い恋心」を織り込んで書き下ろした脚本と、新たに作曲委嘱した音楽、加えて、本作品のために制作した(墨絵)とのコラボレーションによる、国民文化祭事業に相応しい作品として上演した。企画・制作・出演者は全て本県の縁のアーティストであり、本作品の上演をとおして、コラニー文化ホールを拠点とした文化創造活動の活性化を目的とした。●入場者数 510名 一般(231名)・学生(15名)・招待(282名) 今回の公演は、「富士の国やまなし国文祭」の開催趣旨に沿った事業として聴衆を始め各方面から高く評価され、今後、本県の芸術文化振興事業に新たな可能性を示すことができたと自負しています。 朗読・音楽・絵画(墨絵)という異なるジャンルのコラボレーションを、楽しさと文化性溢れる優れた脚本、創作曲(作曲)、ハイレベルな表現・演奏・朗読技術をもって、これまでに例のない斬新な創作ステージとして上演しました。終了後のアンケート調査では再演を望む声が多数寄せられ、上演意義を新たに認識したところです。 平成26年度(27年3月)には提案書に記載したとおり、本作品を室内オペラとして上演するべく再制作を行っているところであり、今後、本作品を通して山梨の文化振興に寄与したいと考えています。『朗読と音楽、墨絵による創作ステージ「甲州日記・娘道中」』(1時間15分)*脚本/里見建(山田俊明) *作曲/中島睦明 *墨絵/山本承功*指揮/田中正司●出演者*朗読/伊藤英敏・輿石真璃・相原和也・鈴木伸・輿石麻美・山形由紀子・鈴木美鈴・岩下読男・藤本京 *室内楽/雨宮洋子・秋山史・平井亜希・田中愛子・久津間裕子・横内絢・橋本雪子・三森美玲・田中佑司●制作・運営*企画・制作/コラニー文化ホール *総合プロデュース/山田俊明・田中正司 *運営/コラニー文化ホール・インターンシップ(12名)文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、アドブレーン・共立・NTT-F 共同事業体、第28回国民文化祭山梨県実行委員会朗読と音楽、墨絵による創作ステージ「甲州日記・娘道中」■ 開催日/平成25年9月8日(日) ■ 開催場所/コラニー文化ホール 小ホール■ 開催趣旨・状況■ まとめ■ 主催■ プログラム
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