国文祭公式記録ウェブブック
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通期事業099Yamanashi Kokubunsai  「やまなし食のカレンダー365」は事業実施にあたり、専門部会により事業実施の目的、その対象者の範囲や募集の時期など多数の項目を検討及び整理しました。 作品公募にあたっては「山梨の春夏秋冬」が反映した作品が集まることを期待して、募集期間を長く設定しました。結果として、季節感あふれる作品485点の応募をいただき、審査の結果457点を採用しました。小学生から一般まで幅広い年齢層からの応募があり、「やまなしの食」に対する関心の高さが現れました。また、「甲斐サーモン」、「甲州ワインビーフ」から「ぶどう」、「桃」などの身近な食材までを幅広く活用し、各作品とも工夫が凝らされていました。日めくりカレンダーのように毎日採用作品を公式ホームページに掲載することで、国民文化祭の話題づくりや県民等の関心に応えたほか、実際に家庭でも作品が調理できるように掲載方法についても見やすく工夫しました。 「やまなし伝承料理教室」は、実施市町村や山梨県食生活改善推進員連絡協議会が主体となり11回実施しました。 各会場の市町村在住者を対象とし、その地域の特産物についての由来や調理方法、また、特産物を加工し長期に保存する工夫などを伝えました。 親子参加型の伝承料理教室では、参加のしやすい休日や夏休みなどに開催日を設定し、各実施会場には多くの親子が参加して、郷土食「ほうとう」や地域に伝わる料理、また、特産物を用いた料理などの作り方を楽しく学びました。 「やまなし給食レストラン」は、冬のステージ及び春のステージのウェルカムイベント会場において給食メニューを来場者に提供し、家族で楽しく味わっていただきました。 「新やまなしレシピ」は、山梨県高等学校家庭クラブ連盟の協力により、県内24の高校とプロの調理人が協働して県産食材を使用したメニューを完成させ、公式ホームページにおいて広く紹介するとともに、春のウェルカムイベントにおいて来場者に提供しました。 また、(株)サンリオとの連携企画では同施設のレストランにおいてオリジナル料理を提供、さらに(株)ローソンとの協働により山梨県の特産品を使用した菓子パンの開発を行うなど、企業と高校生とのコラボレーション企画に挑戦し、若い感性が反映された食メニューが生まれました。 次代を担う高校生にとって、プロや企業との関わりはたいへんに貴重な経験となりました。 「やまなし食のカレンダー公募事業」は、県産食材を使用または、山梨ならではの調理法によるメニューを提供する飲食店126店舗を「食べ処」として認定し、来場者などに気軽に山梨の食を味わってもらう場としました。■ まとめ

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