女性の健康メモ~女性のがんについて~
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 卵巣は子宮の両わきに各ひとつづつある親指大の楕円形の臓器です。閉経すると徐々に萎縮して小さくなります。 卵巣がんは、年齢とともに罹患率は上昇し、特に40歳を超えるとその発症頻度は急激に増加します。 卵巣はおなかの中にぶら下がるように存在するために、腫瘍ができて少しくらい大きくなっても周囲への圧迫症状が出にくく、卵巣がんは早期発見が難しいとされています。卵巣がん・症状は?・リスクを増加させる因子 卵巣がんの原因は明らかになっていませんが、リスクを増加させる因子が明らかになってきています。・原因は? 卵巣がんの家族歴、子宮内膜症、肥満、排卵誘発剤の使用、閉経後のホルモン補充療法など 初期にはほとんど症状がありません。 腫瘍が大きくなると下腹部にしこりを触れたり、腹部が張ってきたり、圧迫感や痛みを生じるようになります。予防のために・・・動物性脂肪食を控え、緑黄色野菜をたっぷりとるなど、バランスのよい食生活を心がけましょう。気になる体の症状がある場合には、医療機関を受診し、医師に相談しましょう。8

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