女性の健康メモ~女性のがんについて~
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 初期にはまったく自覚症状がありません。進行するにつれて不正出血やおりもの、下腹部痛などさまざまな症状があらわれてきます。・症状は? がんの進行状況によって「手術療法」「放射線療法」「化学療法」のいずれかを選びますが、将来妊娠、出産の希望なども含め、医師とよく話し合って決めることが大切です。・検査方法は? 医師による問診と内診、細胞診を行います。この細胞診が、早期発見に欠かせない最も一般的な検査で、自治体などの集団検診でも行われています。へらで細胞を採取し、異型細胞があるかどうか顕微鏡で調べます。異常が認められればコルポスコープ(膣拡大鏡)検査でより詳しく調べます。・がんが見つかったら?子宮頸がん 子宮頸がんは、子宮の入り口に近い子宮頸部にできるがんで、40歳以上の女性の2~3%が発症しています。性交によるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染が大きな原因と言われているので、性交の経験がある人なら年齢に関係なく注意したい病気です。最近は子宮頸がんにかかる若い女性が増えています。・HPVワクチン HPVへの感染を予防するワクチンが、2009年に厚生労働省で正式に承認されました。一般の医療機関で接種できるようになり、予防効果が期待できます。6

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