山梨県のひみつ(デジタルブック版)
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95まめちしき山やま梨なし県けんにはたくさんのお祭まつりがあるよ山やま梨なし県けんでは一いち年ねんを通とおしてさまざまなお祭まつりが開かい催さいされているよ。どんなものがあるのか見みてみよう。お祭まつりは地ち域いきの文ぶん化かであり、地ち域いきの人ひと々びとの親しん交こうを深ふかめる大たい切せつな役やく割わりを果はたしているよ。写真提供:(公社)やまなし観光推進機構、富士吉田市役所、笛吹市、甲斐市役所、南部町役場、身延山久遠寺いまから約やく730年ねん前まえの鎌かま倉くら時じ代だいに日にち蓮れん聖しょう人にんが身み延のぶ山さんに入にゅう山ざんし、草そう庵あんに入はいられた旧きゅう暦れきの6月がつ17日にちを記き念ねん日びとして祝いわう行ぎょう事じです。うちわ太だい鼓こを鳴ならす修しゅう学がく中ちゅうの僧そうや騎き馬ば武む者しゃの格かっ好こうをした約やく400人にんが門もん前ぜん町まちを練ねり歩あるく大だい行ぎょう列れつが見みどころです。甲こう州しゅう三さん大だい御み幸ゆき祭まつりのひとつで、毎まい年とし4月がつ15日にちに信しん玄げん堤づつみ付ふ近きんで行おこなわれる水すい防ぼう祈き願がんのお祭まつりです。男だん性せいが赤あかい衣い装しょうに身みをつつみ、女じょ性せいのような格かっ好こうでみこしを担かつぎ、「ソコダイ、ソコダイ」と声こえをかけ合あいながら練ねり歩あるきます。毎まい年とし8月がつ15日にちに行おこなわれるお祭まつりには先せん祖ぞの霊れいを送おくり、稲いねを病びょう気きや害がい虫ちゅうによる被ひ害がいから守まもるという意い味みもこめられているといわれます。クライマックスには大おおきな花はな火びと同どう時じに、百ひゃく八やっつのかがり火びが富ふ士じ川かわの両りょう岸がんで燃もえ上あがります。3月がつの終おわりごろから約やく1カ月げつの間あいだ、日本一いちの桃とう源げん郷きょうといわれる笛ふえ吹ふき市しではももの花はなが咲さいて、あたり一いち面めん鮮あざやかなピンク色いろで埋うめ尽つくされます。期き間かん中ちゅうは各かく地ち域いきの春はるまつりやマラソン大たい会かいなど、さまざまなイベントが行おこなわれます。武たけ田だ信しん玄げん公こうをしのぶお祭まつり1561(永えい禄ろく4)年ねんにおこった川かわ中なか島じまの戦たたかいの、武たけ田だ信しん玄げん公こう率ひきいる甲こう州しゅう軍ぐん団だんが出しゅつ陣じんする様よう子すを再さい現げんしたお祭まつりです。毎まい年とし、戦せん国ごく武ぶ将しょう・武たけ田だ信しん玄げん公こうの命めい日にち(旧きゅう暦れき4月がつ12日にち)のころ、甲こう府ふ市しを中ちゅう心しんに行おこなわれています。信しん玄げん公こう役やくには、有ゆう名めい人じんや著ちょ名めい人じんを迎むかえることでも話わ題だいとなっており、2016(平へい成せい28)年ねんの観かん客きゃく数すうは、3みっかかん日間でのべ15万まん7,000人にんを記き録ろくしました。富ふ士じ山さんを信しん仰こうの対たい象しょうとするお祭まつり毎まい年とし8月がつ26日にち・27日にちに北きた口ぐち本ほん宮ぐう冨ふ士じ浅せん間げん神じん社じゃと諏す訪わ神じん社じゃで行おこなわれています。400年ねん以い上じょう前まえにはすでに行おこなわれていたと考かんがえられています。日本三さん奇き祭さい、日本十じゅう大だい火ひ祭まつりのひとつとして数かぞえられ、国くにの重じゅう要よう無む形けい民みん俗ぞく文ぶん化か財ざいに指し定ていされています。圧あっ巻かんの甲こう州しゅう軍ぐん団だんの行ぎょう列れつ鎧よろいを着きた約やく1,000人にんを超こえる軍ぐん勢ぜいが舞まい鶴づる城じょう公こう園えんにいっせいに集しゅう結けつし、出しゅつ陣じんの様よう子すを再さい現げんしています。街まち中じゅうに風ふう林りん火か山ざんの旗はたがはためき、まるで戦せん国ごく時じ代だいにタイムスリップしたかのような光こう景けいが目めの前まえに広ひろがります。大おおきな炎ほのおが燃もえ盛さかるお祭まつり26日にちの夜よる、富ふ士じ吉よし田だ市し内ないの表おもて通どおりに並ならべられた高たかさ3mの大おお松たい明まつ70本ぽん以い上じょうに火ひがともされ、迫はく力りょくある光こう景けいが街まち中じゅうに広ひろがります。身み延のぶ町ちょう 身み延のぶ山さん開かい闢びゃく会え甲か斐い市し おみゆきさん南なん部ぶ町ちょう 南なん部ぶの火ひ祭まつり笛ふえ吹ふき市し 笛ふえ吹ふき市し桃とう源げん郷きょう春はるまつり甲こう府ふ市し 信しん玄げん公こう祭まつり富ふ士じ吉よし田だ市し 吉よし田だの火ひ祭まつりピョン吉きち都つ留る市しのお祭まつり「つる産さん業ぎょうまつり」で見みられるような「お茶ちゃ壺つぼ道どう中ちゅう行ぎょう列れつ」を童どう謡よう「ずいずいずっころばし」は歌うたったものともいわれている。第だい6章しょう アメリカから友ともだちがやってきた

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