ふるさと山梨-小学校版-(デジタルブック版)
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1482大おお村むら 智さとし 先生から学ぶ 大村智先生は,韮にら崎さき市しで生まれました。農家をしていた家の仕事を手伝いながら,小学校・中学校へ通いました。大学生の時は,スキーの選せん手しゅとして,国体の山梨県代表にも選えらばれました。 韮崎高校を卒そつ業ぎょう後,山梨大学に進み,高校の先生になりました。すると,一いっ生しょう懸けん命めい勉べん強きょうする高校生の姿に感動し,「自分ももっと勉強しよう」と考えるようになったそうです。そして,夜は高校の先生として働はたらき,昼は学生として東京理科大学大学院で学びました。 その後,研究者として北きた里さと研けん究きゅう所しょやアメリカの大学で,寝ねる間も惜おしんで微び生せい物ぶつがつくる薬の研究を進めました。こうした努ど力りょくが,難なん病びょうに苦しむ人々を救う薬の開発へとつながりました。薬(イベルメクチン)の開発者と知り,感かん謝しゃの笑え顔がおで大村先生を取り囲かこむ子どもたちの様子です。(ガーナにて)山梨県けん民みんを代表し,後ご藤とう知ち事じが「特とく別べつ文化功こう績せき者」として大村先生を表ひょう彰しょうしました。(山梨県けん庁ちょうにて)たくさんのふるさとの人々が,ノーベル賞を受賞した大村先生をお祝いわいしました。(出身地の韮崎市にて)山梨で生まれ,山梨で育ち,山梨で学び,そして   世界の人々を救すくう薬の開かい発はつに貢こう献けんした 大村智先生。        2015年,ノーベル生せい理り学がく・医い学がく賞しょうを受賞されました。大村 智 先生

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