fureai.vol89
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TOPICSTOPICSTOPICS 山梨県鳴沢村の眺望スポット・紅葉台。標高1165メートルの山頂に360度の大パノラマが広がり、富士山と青木ケ原樹海はもちろん、本栖湖や西湖まで一望できます。とりわけ11月上旬の紅葉シーズンは、まるで絵画のような絶景に出会える、知る人ぞ知る名所です。 この紅葉台を新たな観光拠点として生かそうという構想が、動き出しています。民間事業者の意見を募る「サウンディング調査」で挙がったのは、紅葉台に宿泊施設を、国道139号(富士パノラマライン)沿いに集客拠点を設け、麓から紅葉台までをロープウェイで結ぶ、というアイデア。「鳴沢エリア振興検討委員会」では現在、地域との調和や自然環境への配慮を前提に、地元の町村や関係者と一緒に対話を重ねています。 約1200年前の富士山噴火が生んだ溶岩の上に広がる、青木ケ原樹海。原生林の力強い生命力、富士信仰の神秘的な足跡、地域に根づく食文化──こうした多面的な魅力を世界へ発信しようと、昨年9月、ネイチャーガイドをはじめ熱意あるメンバーが集って「樹海ミライカイギ」が発足しました。 昨年度はガイドの育成や新たなツアーの造成を目指して勉強会を重ね、3つのコース(三湖コース、精進湖コース、西湖コース)で「自然・文化・食」を組み合わせたモニターツアーを開催しました。今年度は、県内外の小中学生を対象としたフィールドワーク開催などが検討されています。 なかでも力を入れるのが、インバウンド市場の開拓です。歩いて自然を体感する「アドベンチャーツーリズム」への関心が高い英米豪を中心に、販路を強化します。 人気スポットへの観光客集中が課題となるいま、樹海とその周辺エリアの魅力発信は、地域全体の観光分散にもつながります。自然・文化・食を掛け合わせた、樹海ならではの新しい観光スタイルが、着実に育っていきそうです。 開館10周年を迎える山梨県立富士山世界遺産センターが、今年度リニューアルされます。北館・南館からなる同センターは、昨年度だけで約43万人の観光客(うち外国人約35%)が訪れた、富士山の価値を発信する拠点です。 リニューアルの柱は2つ。まず1つは、南館展示の充実です。信仰や芸術など、世界遺産としての普遍的価値を伝える同館に、デジタルサイネージを新たに導入。最新の調査研究成果や周辺地域の見どころを随時更新しながら、多言語で発信していく予定です。ゴーグルを装着して「富士信仰の旅」を追体験できる、すでに人気のVRコーナーと並んで、新たな南館の目玉となりそうです。 もう1つの柱は、北館の「富士山レンジャー」拠点化です。自然保全や安全登山を学べる場として、安全登山相談窓口や必要な登山装備の展示を新設します。来館者が直接、レンジャーから登山のアドバイス等を受けられるかたちです。なお、大型ビジョンによる富士山ガイダンスシアターをはじめ、既存の人気展示はそのまま継続します。今秋に完成予定です。14321観光振興富士山の観光は、登るだけではありません。世界遺産センターで歴史と文化に触れ、樹海を歩いて原生林の息吹を感じ、絶景スポットからその雄姿を望む──。これからの富士山観光を彩るトピックスを紹介します。紅葉台、さらなる活用へ青木ケ原樹海エリアの魅力広がる世界遺産センターがさらに進化これからの富士山観光

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