fureai.vol88
17/24

に家から出てもらい、地域の人と言葉を交わす。ついでに保健師による血圧測定や「フレイル(虚弱)チェック」など健康相談も受けることができる。県民の「心と体の移動式地域食堂は、お住まいに関わらず、どなたでもご利用いただけます。ぜひ気軽にお立ち寄り健康スポット」になることがこの事業の狙いです。   食事代はあえて有料の1食500円。「福祉サービスを受けるのか」と気負うことなく、誰もが気軽に参加できるようにするためです。メニューは栄養バランスが良く、水分もしっかり取れて体が温まるものを厳選。富士川町での第1回目には、「豚汁うどん」が提供されました。運営スタッフや保健師は、会場でのさりげない「見守り」も大切にしています。「足元がふらついていないか」「むせ込んでいないか」「服装は乱れていないか」──。食事や移動の様子から小さな変化に気付き、自然な会話の中で健康状態を確認していきます。県の担当者は「富士川町では近所の人と誘い合って来る方が多く、引きこもりがちな男性が外に出るきっかけになったようです」と語ります。一方、昭和町ではテイクアウトで夫の分を持ち帰る女性が多く、それぞれの地域性や都市部ならではの「男性参加の難しさ」という課題も見えてきました。それでも「誰かと一緒にご飯を食べられるのは嬉しい」「保健師さんに相談できてよかった」といった参加者の声は、運営側の大きな励みになっています。西条二区の区長・竹中洋さんは、「将来的には地域マルシェのように発展させ、住民が主体となって定期的に集まれる場にしたい。そうすれば『最近あの人見ないね』といった会話から、自然な見守りにつながっていくはずです」と期待を語ります。県の担当者も「キッチンカーはあくまで手段です。最終的には『食』を通じて、誰もが気軽に集まれる居場所が県内各地に広がってほしい。子ども食堂と連携したり、ご当地グルメを出したりと、地域ごとの色を出して自走できる形が理想です」と先を見据えます。ください。おいしいご飯と、地域のみんなで食を囲む温かい時間、そして素敵な出会いが待っているかもしれません。もっと知りたいやまなし in depthふれあい昭和町の会場にやってきたのはほとんどが女性。男性参加者をどう増やすかが課題だ[問い合わせ先]健康長寿推進課 TEL 055-223-1450 FAX 055-223-1469あわせて開催された健康相談も行列ができる盛況17vol.882026 SPRING

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る