project inHydrogenYAMANASH⃝モビリティ(乗用車、トラック、フォークリフト等)、定置用燃料電池、水素ボイラ、水素バーナー、水電解装置など⃝製品の量産に係る製造装置、分析装置、検査装置など⃝水素インフラにかかわる土木・建築・配管工事、メンテナンスなどあるべき「水素社会」とは?国際的なルール作りへ312 Iが来年開催する国際水素サミットの県大きな狙いは、水素を巡る国際的なルールメイキングをすることです。県は、「世界基準」で水素関連施策を推進していきます。そうしたゴールを設定し、「水素社会実現戦略」の策定に着手しました。 戦略の策定に当たって、大切なのは基礎的な調査です。県内企業が水素関連の分野にどのような興味を示しているか、参入の見通しはどうなのかなどを探ります。甲府市の米倉山にある「次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ(通称・ネスラド)」には水素・燃料電池関連の企業が集積していますが、この裾野を広げていくための知見を調査・分析によって蓄積します。 さらに、P2Gシステムを国内外に展開していくための課題や可能性も調べていきます。先進的な水素の活用事例を集めて、そこにP2Gを展開する余地があるのかも見極めていきます。今年度中に調査を終えて、有識者らの意見を聞きながら、最終的に「戦略」を取りまとめる予定です。調査分析に基づいて戦略の素案を作成します。来るべき水素社会の姿を具体的に表し、県民生活におけるさまざまな利活用のあり方も見据えて2050年までのロードマップを作成します。県の水素キャラクター「水素のスイチョ」©YAMANASHI/nakanogumi水素・燃料電池に関連する製品・サービス別の最新の市場動向・将来見通しを調べて分析します。県は「やまなし モデルP2G」の海外展開にも積極的に取り組んでいるので、国外市場も調査の対象です。県内企業の水素・燃料電池関連分野における事業の状況(売上、雇用者数等)、燃料電池、水素ボイラ、FCV等の導入計画などに関するアンケートやヒアリングを実施する予定です。[問い合わせ先](P2G)新エネルギーシステム推進課 TEL 055-234-5268 FAX 055-267-5318 (水素社会実現戦略)地域エネルギー推進課 TEL 055-223-1846 FAX 055-223-1320 13戦略素案とロードマップ水素・燃料電池関連産業の市場見通しは?製品・サービスの例まずは状況調査「水素社会」年表2018.3 「やまなし水素エネルギー社会実現ロードマップ」を策定2020.10国が「2050年カーボンニュートラル宣言」2023.3「山梨県地球温暖化対策実行計画」を改定2023.5GX 推進法が成立2024.5水素社会推進法が成立2025山梨県が「やまなし水素社会実現戦略」の策定に着手こうして作る! やまなし水素社会実現戦略
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