炒豆の温度[第2特集]グリーン水素でコーヒー焙煎広いから従来熱源より焙煎時の温度調整幅が多彩な味わいに焙煎プロファイルCC上島珈琲株式会社(兵庫県神戸U市)は、水素を熱源とする大型焙煎機をレギュラーコーヒー製造の主力工場「UCC富士工場(静岡県富士市)」に導入しました。使われているグリーン水素は、県の米倉山電力貯蔵技術研究サイトにあるP2Gシステムで製造されています。UCCが指針とする「2040年までにカーボンニュートラルの実現」に向けた取り組みの一つだそうです。 コーヒーの焙煎プロセスの熱源には一般的に天然ガスが使用されていますが、UCCは燃焼時に二酸化炭素を排出しない水素を熱源とする焙煎機と水素バーナーの開発・実装を進めてきました。水素だと温度の幅が広がり、味に独自の特徴があるそうです。UCCでは従来の熱源との味覚差も研究中です。水素焙煎は高温~低温の調整幅が既存熱源より広いので、水素ならではの味を創り出せるUCC富士工場内にある大型水素焙煎機(UCC上島珈琲提供)焙煎時間UCC上島珈琲のHPから作成UCCの水素焙煎コーヒーを防災新館1階のまるごとやまなし館で提供中県産水素で焙煎したUCCコーヒーのラインナップ(UCC上島珈琲提供)12水素焙煎天然ガスの焙煎
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