大学生DXリーダーは、中高生に向けたデジタルスキル体験プログラムなどを通して、次世代のDX人材の育成にも大きく貢献しています。しいドイツ式フットケア専門店で、2021年の開店以来、老若男女に愛されるお店ですが、店主の深澤智子さんにはある悩みがありました。「大手予約サイトの掲載料がどんどん値上がりしていく中で、集客にかかるコストを抑えたいなと。でも、どうしたらいいか分からなかったんです」そんなときに「デジサポ!やま 4なし」の存在を知り、相談してみることに。大学生DXリーダーのあしゅりーさん(山梨大学3年)らと一緒に、集客コストの削減、お店の認知度向上に取り組みました。その施策の一つが、SNSによる発信の強化。インスタグラムのストーリー機能や、メディアプラットフォーム「note」を活用して、お店のことやフットケアについて積極的に発信していくことにしました。あしゅりーさんは「インスタグラムの活用法をアドバイスしたら、深澤さんが翌日からすぐに実践してくださり、『インスタグラム経由でお客さんが予約してくれたよ』と報告してくれたんです。うれしかったし、やりがいを感じました」と振り返ります。また、大学生たちはお店のリーフレットも刷新しました。施術の様子を写真で分かりやすく説明しながら、深澤さんの似顔絵なども添え、温かみのあるデザインに。「もともとのリーフレットより分かりやすくなりました。若い人の発想は本当にすごいですね。大学生であってもまさにプロフェッショナルだったので、安心して任せられました」と深澤さん。大学生DXリーダーたちの働きは期待以上だったようです。さっちさんいわく「人に教えられるか不安でしたが、実際に教えてみると楽しんでくれて、自分にもスキルが身に付いたんだと実感できました」。昨年秋、デジタルスキルを活用した地域課題解決のワークショップに参加した中学生のあつきさんは、「自分の意見を伝え、相手の意見も取り入れながら、チームで協力して何かを作り上げることができました。学校で学ぶ以上のことを経験できて楽しかったです」と感想を述べます。参加した中高生の中から、将来の大学生DXリーダーが生まれるかもしれません!爪のケアを専門とするクオーレは、店主の深澤智子さんの明るい性格もウリの一つです。「プログラミングって楽しい!」次世代のDX人材を育成
元のページ ../index.html#4