ふれあいvol.84
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高付加価値化ケアラー支援県産果実を活用スイーツスキルアップ講習会「ユズ」をテーマに開催子育てや介護ダブルケアの課題知事が関係者と対話“いま”をお届けするやまなし県政ニュース0102YAMANAIPOLICY NEWSSH長崎知事と参加者がケアラーの課題を語り合った=防災新館で崎幸太郎知事が県民と直接対話する「知事と語長る やまなしづくり」が2月7日、甲府・防災新館で開かれました。子育てと介護を同時に行うダブルケアの経験者や支援団体の関係者を招き、これらの両立を図る上での負担や課題をテーマに意見交換しました。 ダブルケア経験者からは「一番しんどいのは、周囲に相談できる人がいないこと」「周囲に誰もいなくても気軽に相談できる専門窓口があると良い」といった声がありました。また、「子育てや介護などの専門職にとどまらず、たくさんの方がケアラーに寄り添ってくれる社会であって欲しい」と社会全体に理解が広がることを期待する意見もありました。 支援団体の関係者からは「支援情報を一元的に得られる窓口があると良い」「高齢者の中には、介護サービスを受けることを嫌がるケースも多い。ケアを受ける方の意識を変えていくことも必要」といった意見もありました。 長崎知事は「ケアラーの状況は千差万別だと思うが、それぞれの状況に寄り添った支援ができるようにしていきたい」と述べました。は1月19日、県内のパティシエらを対象に、県県産果実を活用したスイーツの技術力向上や素材に対する理解を深めるスキルアップ講習会を開催しました。 会場は、県立博物館(笛吹市)内のMuseum café Sweets lab 葡萄屋kofu。この日は、富士川町特産のユズをメイン食材にしたスイーツの技術講習が行われました。講師を務めた銀座ウエスト青山ガーデンのシェフ金子博文さんと、料理・菓子ジャーナリストの並木麻輝子さんが、「ユズのアシェット」のレシピや製菓技術について説明したほか、デモンストレーションを実施しました。 金子シェフは「スイーツには作り手の想いが反映されるもの。素材の扱い方の違いにより生まれてくる変化をよく考えることで、アレンジが増えていく」と受講生にアドバイスしました。 受講者からは「ユズの扱い方に対する苦手意識を払拭できた」「素材の理解を深める講義やデモ形式など多方面から学べる講習会の構成に満足した」といった声が上がりました。講習で得たスキルをそれぞれのスイーツ作りに生かしてもらえそうです。 県は、こうした取り組みを通じて県産果実を活用した付加価値の高い上質なスイーツを提供し、本県がスイーツ王国として県内外に認知されることを目指していきます。講習会で紹介されたユズのアシェット22

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