人口減少にも新たな一歩を!は深刻な人口減少問題があります。「今は困っていないから」と対策を先送りにすると、5年後、10年後には地域のサービスを維持できなくなる可能性があるためです。そこで県は、デジタル技術を活用して業務効率を高め、限られた人員で質の高いサービスを提供できる体制づくりを支援しています。 山梨県がDXを推進する背景に県は中小企業のDX支援に加え、次世代を担うDX人材の育成にも力を入れています。その一環として、大学生向けの「DXリーダー育成研修」を実施。9日間の集中研修を通じて、ウェブデザインやSNS活用、動画制作などのデジタルスキルを習得できます。2024年度には約30人のDXリーダーが誕生しました。修了生には県から認定証が発行されることもあって、就職活動でのアピールポイントにもなっています。さらに、習得したスキルを生かして企業支援に携わることで実践的な経験を積みながら、成果に対する報酬も得られる環境を提供します。DXリーダーは、中高生の指導役も担います。県は、DXを学んだ人材が次の担い手を育て、成長した人材がまた次世代を育成する、こうした人材育成が継続していく「DX人材育成エコシステム」の確立を目指しています。富士吉田市の老舗織物メーカー 術を世界に発信したい」と考えて「テンジン」では、「日本の伝統技いました。この思いを実現するため、育成したDXリーダーが同社と協働。「ハタオリの街」に出動した大学生3人は、イベント出展用のプロモーション動画や営業用のチラシを制作してくれたそうです。テンジン代表の小林新司さんは「昔ながらの織機で製造したリネンの良さが伝わったら嬉しいです」と話していました。「でも、自分にはまだ早いかも…」そのように感じている方も心配はいりません。が中小企業向けのDX支援を行う「デジサポ!やまなし」がスタート。Webサイトの作成やSNSの活用など、DXに関するちょっとした相談から支援まで対応してくれます。「まずは使ってみよう」という気持ちが、DXの第一歩です。山梨県は皆さんのDXを全力でサポートします!中高生DXの取り組みについて詳しくはこちらからふれあい大学等でさらに磨きをかけながら、中高生へのDX指導・育成を行うサイクル育成された大学生が、商工・経済団体などと協力して、中小企業のデジタル課題の解決を行う生成AIを活用したクラウドソーシング型のDX推進システムDX推進支援プラットフォーム「デジサポ!やまなし」vol.842025 SPRING地域内でDX人材の安定的な育成・輩出が図られるDX人材の育成サイクル県内中小零細企業のDXを実現するAIを活用し、相談に応じた最適な仕様書を作成大学生25年3月からは、DXリーダー[問い合わせ先]DX・情報政策推進統括官 TEL 055-223-1720 FAX 055-223-1421「プロモーション動画の効果を期待しています」とショールームで語るテンジン代表の小林新司さん13DX推進支援プラットフォームDDDDD中学・高校でデジタル技術を学んだ生徒が
元のページ ../index.html#13