民がデジタル技術を〝普段使い〟できる社会づくりです。外部の優DXを普段使いに X 山梨県が目指すのは「地域内発型DX」。県内で育てたDX人材が地域の課題を解決し、全ての県れた技術も取り入れながら、県内でデジタル技術を使いこなせる人材を育て、さらに次世代へもつないでいくことで持続可能な地域づくりを進めています。昭和町の理容室「ヘアーハウスオガワ」は、あることをきっかけに来客数が2倍以上に伸びました。成功の秘訣は県の「DXリテラシー向上事業」を活用したこと。まず、Googleの「ビジネスプロフィール」という機能を使い、Googleマップに登録されている店舗の情報を充実させました。そして、ネット予約システムを導入したことで24時間予約が可能になり、特に若い世代の新規客が増加しました。サポート担当者のアドバイスでInstagram*も充実。「タブレットで予約状況を確認できるし、順調に来客数が増えて助かっています」と小河航太さん。父・紀彦さんの店舗の一部を自分の仕事場にしていて、DX導入から半年で売り上げが2・7倍に増加しただけではなく、予約管理の手間が省けるなど効率的な経営にもつながっています。*写真や動画の投稿をメインとしたSNS一緒に働く小河紀彦さん(右)と息子の航太さん*文章や写真、動画などをネットワーク上に投稿して多くの人と交流するサービス。Social Networking Serviceの略。12[特集3]スマートフォンでSNS*を楽しんだり、ネットショッピングをしたり――。私たちの生活の中で、デジタル技術は当たり前のように使われています。でも「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を聞くと、「なんだか難しそう」「自分の生活には関係ない」と感じる方も多いのではないでしょうか?スマホ世代よ、 地域をアップデートせよ!地域内発型DX始動
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