ふれあいvol.83
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電気と水の自給自足で新たな暮らしを実現「電気も水もないところで、自給自足の暮らしはできるのか?」そんな実証実験をしたのは「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」の採択企業の1社であるUユー3イノベーションズ合同会社(東京都港区)です。水や電気を公共インフラに頼らない〝完全オフグリッド〟の住居「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」を2022年3月1日、北杜市に開所しました。現在は、U3イノベーションズから独立したINNFRA株式会社(甲府市)が施設を運用しています。計5棟の白いドーム型のインスタントハウスを連結させた居住空間は、常時2~3人が生活できます。太陽光によるソーラーシステムで発電し、生活排水を浄化してシャワーやキッチンなどで循環利用することで、既存インフラの維持が難しくなる過疎地などでも快適に暮らすことができます。実証実験の成果から独自の水循環システムも開発し、「無印良品の家」に採用されました。移動ができるコンテナ型にすることで、道の駅などの防災拠点に設置しながら、観光コンテンツとしても活用できないか検討が進められています。ースリ新事業共創プラットフォームについて詳しくはこちらから実証実験サポート事業について詳しくはこちらから  ラフンイ 道の駅に設置する水循環システムを使ったコンテナのイメージ*写真はいずれもINNFRA提供北杜市に建てられた「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」14PROJECT2NASHI!

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