ふれあいvol.83
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被災地にいち早く物資を届ける2024年8月28日に県はNEXTDELIVERY、セイノーラストワンマイル株式会社*(東京都中央区)、富岳通運株式会社(甲府市)の3社と連携協定を締結し、小菅村で確立したドローン配送を県内の過疎地や孤立集落に広めようとしています。いまはトラックで輸送している荷物をドローン配送に置き換える計画です。   平時から「ドローン配送網」が確立されていれば、緊急時の輸送にも活用の可能性が開けます。エアロネクストは孤立集落や避難所へドローンによる医薬品などの物資輸送を国内で初めて実施しました。ドローンならば、トラックやヘリコプターが行くことができない場所にも飛んでいけます。普段は身近な買い物の手段として利用しているサービスが災害時には緊急の輸送手段として活躍する地域物流インフラを構築していきます。*セイノーホールディングス株式会社(岐阜県大垣市)のグループ会社小菅村の実験で始まった事業が全国へ展開していますもっと知りたいやまなしin depth株式会社NEXT DELIVERY企画部部長代理(都留市出身)近藤建斗さん24年1月の能登半島地震の際、能登半島地震の際には緊急物資輸送で活躍。石川県能登町で離陸を前にしたドローン石川県輪島市など被災地の孤立地区へ医薬品を空輸した132020年3月策定適度な規模感、多彩な実証フィールドリニアで東京から25分という近接性産官学金が連携したオール山梨の伴走支援体制実際の運用環境に近い状態で先端技術の実証実験を行う場drone deliveryリニアやまなしビジョンTRY!YAMANASHI!は、さまざまな社会課題の解決につながる「テストべッド*」の提供を突破口にすることを目指した「リニアやまなしビジョン」が根本にあります。山梨県のテストベッドとしての優位性は、主に次のような点です。TRY!YAMA

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