ふれあいvol82
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かな肉色、豊かな風味の舌ざわりが特徴です。数の約90%が甲州牛に認定される1989(平成元)年に甲州牛現在、甲州牛の年間生産頭数は580頭で、会員数は30名です。県は生産者で組織する「甲州牛・甲州ワインビーフ推進協議会」と連携し、生産技術の向上や流通量の安定化に取り組んでいます。会員がスクラムを組み、生産技術を高め合うことで、認定率は年々向上。肥育農家の数は減少傾向でしたが、生産者全体の牛の数は増加しています。現在では出荷頭ようになりました。県は、こうしたブランド農産物の生産技術を支援することで、農業者の所得向上と地域経済の活性化を目指しています。南アルプスなどを源流とする名水が育む山梨県の味覚をこの機会に再発見してみてはいかがでしょうか。生産者同士で技術を磨く「甲州牛」    5てブランド化が進められてきた甲研究会が発足し、長い年月をかけ州牛。黒毛和種の中でも、肉質等級が4や5ランクに格付けされた牛肉だけが「甲州牛」の称号を得られます。やわらかい肉質、鮮や 「かたい桃しか食べない!」という山梨県民にこそ知ってほしい、“完熟の美味しさ”をおしえてくれるカフェがオープンしました。「Museum café Sweets lab 葡萄屋kofu」は、山梨県立博物館に併設され、“スイーツといえば山梨”というイメージ定着のため、県産果実を使ったスイーツの魅力を発信しています。 代表者である古屋浩さんのこだわりはその時食べ頃の完熟しきった果実を使うことです。生産者と協力して、通常の流通ルートでは出荷できないほど完熟した“パフェゆめとうかMuseum café Sweets lab 葡萄屋kofu OPEN!専用の果実”を使っています。 7月には季節限定で桃のパフェを提供しました。人気品種・夢桃香をはじめ、加納岩白桃、白鳳、スイートネクタリンの4種が入って 1600円程度とリーズナブルなお値段。この価格で提供しているのは、気に入った味や香りを見つけてファンになってもらいたいから。果物狩りをするようにひとつのパフェのなかで産地を巡ることができるので、きっとあなたの推し品種に出会えるはずです。 この秋に大注目なのは、サンシャインレッドのスイーツ。完熟するほど赤みと香りが増すという果実にフラワーコーディアル(花のシロップ)を合わせた“グラデーションパフェ”が登場しました。県外の観光客に「本物の完熟を求めるなら山梨にいくしかない」と言わせる美味しさをぜひ体験してください。open 11:00 close 16:30 博物館の休館日は定休[問い合わせ先]米・茶:食糧花き水産課 TEL055-223-1610 FAX055-223-1609       牛肉:畜産課 TEL055-223-1605 FAX055-223-1609やまなしの完熟果実を味わう博物館カフェ

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